雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

それって、利き手、利き足のあてになる?

f:id:Cenote:20210808005816j:plain


犯人当て推理の材料となる利き手や利き足について、以前から気になっていたことがあります。

殺人現場の状況などから犯人が左利きの人間だと思われるとき、探偵は容疑者の行動をよく観察して、その人物の利き手や利き足を「知る」ということをしますね。素人でもわかるぐらいはっきりしている、

  • 字を書く時ペンなどを持つ手
  • 箸を持つ手
  • 物を投げる手や物を蹴る足
  • ハサミなどの道具を操作する手

といったものは、それこそが利き手、利き足が直接使われるので特に異議はないのですが、その他の動作からいわば間接的に利き手や利き足を想像するときに次のような動作を引き合いに出すことがありますよね。

  • カバンを掛けるときに使う肩
  • 走り幅飛びでジャンプするときに踏み切る足
  • 飲み物を飲むときに使う手
  • 電話をするときの手

これらってどう思います?それらの手足が利き手、利き足でしょうか。

実際のところ、推理もののドラマとか(実はこの記事を書くに当たってはコナンを見ながらの突っ込みでした)では、これらもその時の手足が利き手利き足と判断して、推理に使われることが多いと思いますが、これらって見るたびに、「あー、これらも利き手、利き足として使われるんだろうなー」と思うんですよ。

でも、ぼく自身カバンを掛けたり、飲み物を飲むなどでリストアップした行為に使うのは利き手や利き足ではない方なんですよね。

それってぼくが特別なんでしょうか。

ぼくがこれらの行為をするときに利き手や利き足を使わない理由を書いてみます。まずは利き手についてですが、気持ちとして働くのは、常に利き手は空けておきたいという気持ちがあります。

右利きのぼくは、カバンを持つときは左肩にカバンを掛けて、利き手である右手の可動域を最大に確保したい。飲み物にしても右手で字を書いているとか、箸を持っているというシチュエーションが多いのか、ものを飲んでいるときに、少なくとも飲み物を口に運ぶという単純作業よりも複雑な作業が発生したときに、持ち替えなくてもいい(そのままカップを置けばいいんですけどね)という気持ちが働くんですね。

電話のときはまさにそれで、電話中にメモをとる行為をするには左手で受話器を持っていたほうが楽ということです。これには利き耳ってものがあるかもしれませんが、電話のかけ方から利き耳が決まってくるように感じますね。

そして、走り幅跳びの踏み込みは、イメージとしてボールを蹴るときの軸足(ボールを蹴る方ではない足)を踏み込む足に使ったほうが強く踏み切れるんですよ。つまりジャンプするときに前に振り出す足(右足)に力を込めやすいんでしょうね。そのとき片足立ちになってボールを蹴る瞬間にバランスを取りやすい方の足は利き足とは逆(左足)で、ジャンプするときにも踏切り足(左足)になるんじゃないかと思うのです。

念のために書いておくと、「ボールを蹴る足を利き足とする」という定義が前提です。

これってぼく独特のことなのでしょうか。勝手な想像ですが、結構そういう人はいそうな気がしてます。

と、こんなことを書いていたら、またまたコナンでやってました。

このエピソードでは、ある人の目の前にボールが飛んできたとき、とっさに出た手が左手でした。同じ人が別のシーンではカバンを掛けている肩が左だったというところから、その人は左利きだろうとミスリードさせておいて、実は右利きだったと推理しているんです。

このエピソードは正しいなと思いました。

なぜかというと、この容疑者は野球の経験者なんですね。だから当然ボールを投げるのは右だけど、取るのはグローブを付けている左手の方が慣れているわけなので、とっさに出るのは左手で不思議ではないのです。ぼくも子供の頃野球をやっていたのでその気持ちはわかります。

そして特にピッチャーはボールを投げること以外では右を使わないようにするため、カバンとかは左側で持つ。そういうタネ明かしをしていました。

最近ではメジャーリーガーの大谷投手が投げたボールを打った打者のバットが折れて、彼の前に転がってきたというシーンがありました。それをちゃんとグローブを外して左手で拾い上げていたんです。

また別の番組では、彼にプチ「どっきり」を仕掛けた同級生が、大谷選手が人を右手で叩いたりしないかを検証するとかいう話題もあって、そこまで徹底してるんだって初めて知りました。(そのときはちゃんと左手で相手の頭をポンッと軽く叩いていたため、同級生も説教することもなく終わっていました)

ぼくは子供だったしピッチャーではなかったから、利き腕を労わるというレベルまでは達してないけれど、野球の経験がある人はきっとそういう感覚を持っていると思うんです。

だから、他にも人のクセとか、思いもよらない理由があると思うので、その辺は推理に利用されてもちょっと無理があるなあと感じることがあるというお話でした。

服部平治に物申す~灰色の脳ミソ~

f:id:Cenote:20210613155004p:plain

今、アマゾンのプレミアムで名探偵コナンのテレビアニメがシーズン10まで見れます。30分ものなので、ちょっとしたときに見るのにちょうどよくたまに見ていますが、あるエピソードで「え?」と思うところがあったのでちょっと説明してみたいと思います。

超有名アニメなので特に説明は必要じゃないかもしれませんが、東の高校生探偵(工藤新一)に対して、西の高校生探偵として登場する服部平治がいますよね。

彼がある事件解決後に、その犯人が「アガサクリスティーの「ABC殺人事件」を読んで思いついた犯行だと思うが、最後に笑うのはポワロの方だということを忘れている」という風に言及するところで次の言葉を発します。

「あの灰色の脳ミソを持ったおっちゃん(エルキュール・ポワロのこと)」

これを聞いた時、ぼくは以前所属していた(今も籍は置いていますが連続休会中…)英語の勉強会で頻出していたgrey matterという脳みそを表す語句のことが脳裏を過りました。

だから、灰色の脳ミソって普通じゃね?と思ったと同時に、もしかして平治はどこか勘違いしてるんじゃないかと思ったのです。服部平治のこの表現からすると、「普通の人は灰色の脳ミソを持っていない、頭脳明晰なポワロだから脳が灰色だ」と言っているように感じたからです。

そこでちょっと調べてみた内容を簡単に書いてみます。

grey (gray) matterは日本語で灰白質。大脳や小脳では表層部を占める。これに対してwhite matterと呼ばれる白質という部位が脳の深層部にある(脊髄では表層部と深層部が逆)。

ぼくはgrey matterというのはmatterという単語が「物質」とか「物事」を意味する単語であることから、単にbrainの俗語のようなものと思っていたが、どうやら普通の単語だったんですね。

ではなぜ服部平治がそんな発言をしたのかと思って調べてみると、ポワロが口癖でよくlittle gray cells(灰色の脳細胞)と言うようで、そこから来たと思われますね。まあ、いずれにせよ、一般人にも灰色の脳細胞はあるし、表層にあるので解剖すると灰色に見えるようなので、ドヤ顔でポワロを「灰色の脳ミソを持ったおっちゃん」と表現するのはあまりふさわしくないんじゃないかと思ったわけです。

ぼくはポワロのことはよく知りませんが、想像するにポワロは難事件に遭遇すると自分の「灰色(部分)の脳細胞が喜んでいますなあ」とでも言っているんじゃないかと思っています。

Nespressoバカ ~好きなんだからしかたない~

f:id:Cenote:20210601153339p:plain


よくショッキングなタイトルで人の気を引こうとするメールとかがありますが、そういう効果を本気で狙っているわけではないんですが、少しはそういう気持ちになるのかなと思い書いてみました。

でもこのままだとNespressoをディスっているように思われる可能性があると思うので、このタイトルは、早々にフォローが必要しておいた方がいいでしょうね。

これは、言うまでもないかもしれませんが、

「親馬鹿」に代表される「ばか」の用法ですね。

「親馬鹿」(おやばか) - が自分の子供ばかりを溺愛するあまりに、はた目には愚かなことをしてしまっているのにその愚かさに親自身が気づいていないことである- from Wikipedia

のようなイメージですかね。「はた目に愚かなことをしている」というところはちょっと違うかと思いますが、単に許容してしまっているってことですね。

詳しくはこれから説明しますが、要するにNespressoをバカにしているわけではないことはわかっていただけたらと思っています。

何度交換してんねん

去年の1月NespressoのVERTUO(ヴァーチュオ)という新機種が発売されました。

ぼくにしても細君にしてもスマホやゲーム、映画など新しいものの発売を待ち焦がれる人種ではないので、このVERTUOも発売を待っていたわけではありません。

ただ、Nespressoのコーヒーは好きで、カプセルを買いにショップへ行ったときに新機種が出ることを知り、そこで試飲をさせてもらったら、エスプレッソに負けないパンチ力があるということと、それまで使っていたラティシマというエスプレッソマシンで飲むよりも経済的だということでほぼ即決したんですね。

それについてはこの記事で書いてるとおりです↓

 

omoi-tameike.hatenablog.jp

購入以来、毎日飲んでいるほど、中毒化しています(比喩ですよ。念のため)。ちなみにVERTUOにしてから毎日飲んでいるのかというとそうでもなく、ラティシマの前のU(ユー)の時からハマっています。

ラティシマ↓

 U(ユー)↓

f:id:Cenote:20210601154627j:plain

そんな折、昨年11月、返品交換する事態が起こりました。

そしてつい最近も返品交換することになったのです。

1年ちょっとで2回も返品交換することになったんで、普通なら頭にきて「めんどくさい!もうNespressoなんて使うか!」ってなってもおかしくない方が多いのではと思うのですが、それでも使い続けてしまうぼくたち。

そういう意味で親バカっぽい寛容さをNespressoに対して発揮してしまっているのです。いや、好きなんですよ。

でも事実は事実として

そんな返品をした昨年11月、理由は水漏れだったんですね。水のタンクの底部分から透明な水ではなく、コーヒー色の水が漏れてきたんです。

しかしひっくり返してもどこから漏れてるかわからない。さらに湯通し洗浄するときにたまにキュルキュル~という音がしてたんです。水漏れの方もダラダラと漏れているのではないし、異音も毎回ではないので、ストレス的にはそれほどでもなかったということでしばらく様子見していましたが、やはり正常ではないと思いNespressoにメールしました。そしたら電話でヒヤリングをされて、修理ということになったんです。

修理の間、飲めないじゃんと思っていたら、車の車検のように、修理に出している間にも使えるようにと「代車」を貸し出していただけて、その間も使うことができました。いやあ、そんなサービスをしてくれるんですね。今はこういう「代車」って当たり前なんでしょうか。例えば、電子レンジとか炊飯器とかでも修理の間代替品を貸してもらえるのかな?少なくとも嗜好品であるコーヒーよりは代替品が無くては困る人が多い気がします。

後日、修理するにも部品の取り寄せに時間がかかるということで、結果、交換対応となりました。ぼくらとしては、修理してもらうより新品と交換してもらえて嬉しかった…。

というのが交換当時の感想。

しかしそう思えていたのもつかの間。

というのは少し大げさですが、先日、今度は「湯通しができない」という事態が起こりました。日を置いて試しても湯通しできない。具体的に言うと、本来、湯通しをするためにボタンを3回押すとお湯だけが抽出口から出てくるのですが、今回は湯通しをしている音はしているけどお湯が出てこない。よくよく調べてみると、使用済みカプセルが排出されるコンテナの中に抽出されていたのです。

実は、この事態に陥るまで、というか11月に交換してすぐ、ちょっとした異変に気が付いていました。それはカプセルをセットするときに開けるフタと本体の間が左右で閉まり具合が違ったんですね。ほんの少し傾いている感じ。まあ一応写真を撮っておいて、ちょっとした違和感として気持ちを収めていました。

その2点を含めてNespressoに問い合わせしたところ、ヒアリングですぐに交換ということになりました。湯通しよりも写真の方が客観的なものとして理解された感じはしました。

今回は修理ではなく、初めから交換してくれることになりました。2回目ということが大きかったように感じます。ただ、今回は在庫商品を発送する前に開封して動作確認をしてから送るので1週間ほど時間がかかるということになったんです。「中毒」状態のぼくらにとって1週間飲めないのは正直辛いと思ったのですが、その間は仕方なくインスタントコーヒーを飲むことにしました。

モンスターカスタマーにはなりたくない

こんなふうに、2回目の交換にあたって「湯通しができない」と連絡をして交換の手続きをしてもらった2日後、使われずにインテリアと化しているマシンを見ていたら、もう一度試してみたくなったんです。

なんでいきなり動かなくなったんだろう…

的なことを思いながら湯通しを試してみたところ…

できちゃった!

「えー!」

ですよ。

まさかと思ったのですが、子供が「腹がイタイよ~!」と言ってお医者さんに連れていかれたら治っちゃった、という感じですよね。それなら湯通しできてしまったので、さらにまさかと思ってコーヒーの抽出を試みたら…

コーヒーも抽出できてしまったんです。

何か、交換してもらうのが申し訳なく思って、というか、このままこの本体を送ってNespresso側で検証をしたときに正常に動いたらウソ言っているように思われるのがイヤだったので、念のためにNespressoに連絡しておこうと思いました。

その時思い出したんです。

運よく、湯通しできない場面を動画で撮っておいたことを。これを送れば信じてもらえるかなと思ったのです。しかし湯通しやコーヒーが抽出できたことと、動画を添付しようとしたら動画サイズが大きすぎて送信できないのです。しかたなくそのことも含めてメールで報告したら、丁寧なお礼の言葉と、もう発送準備に入っていますという躊躇のない返事を受けました。

ちょっと申し訳ない気もしましたが、思い出してみたら、Nespressoとしてはもしかしたらフタの閉まり具合がおかしいということが十分な返品理由となるのかもしれないと思いました。

そして、交換日当日、返品準備で掃除をしていたら、水タンクの下から漏れがあることに気が付きました。今回は少し漏れては乾き、漏れては乾きを本体の底面内部で繰り返されていたらしく、外にはにじみ出ていなかったので、本体を持ち上げるまで気が付かなかったんです。でもこれでも交換理由になるかなと思ってホッとしました。

なんか、あら捜しをしているように感じるかもしれませんので、弁明する意味で付け加えておくと、湯通しができなくなる事態、つまりコーヒーが抽出できず、「使えない」という事態に陥るまでは、ぼくらとしてはこのマシンの状態を受け入れていたということを理解していただきたいのです。

平たく言えばモンスターカスタマーとは思ってほしくないということがあります。

そんな次の日もなぜか抽出でき、結果として返品まで待っている間、VERTUOが使えてよかったとなったわけです。

交換してもらってよかった

そしてついに交換当日。新しいマシンが到着し、箱に古い方を入れて発送しました。

その晩、新しいマシンを使いました。その時驚いたことに…

「わーー!静か!!」

それが第一印象でした。今まで使っていたマシンがどれだけうるさかったのか、一目瞭然でした(見た目ではなく音の違いですが、この表現はあっているのだろうか)。そして蓋の閉まり具合を見たところ、左右の違いというか、ピッタリ閉まっていたんですね。前のは少し開きがありその開き具合に左右の差があったので、つまりしっかり閉まっていなかったようです。もしかしたら、それが理由で大きな音が漏れていたのかもといろいろ想像しました。

2度あることは3度あるかもしれないので、届いたばかりのマシンをちょっと注意してみたところ、フタと本体はしっかり閉まっていましたが、若干受け口の逆の(ふた部分が1ミリほど飛び出ている)ようになっています。まあ、それ以外は外から見た感じ異常なし。コーヒーもちゃんと抽出できていますので、このまま無事に使えることを願います。

それでもサポートする理由

若干の不安を今でも抱えながら、それでもぼくらがNespressoを使い続けるのは、株を持っているからではありません(持ってないという意味)。

まずは、使いやすいということ、そしておいしいということ、また、既存のカスタマーを大事にしようとしている姿勢に感銘を受けていること、そしてカスタマーサービスで丁寧に対応されていること、リサイクルに関する理念に共感できるということがあります。

リサイクルについては過去の記事をご参照くださいませ↓

 

omoi-tameike.hatenablog.jp

 

そういう意味で、むげに扱われているわけではなく、真摯にご対応いただいているので、とてもサポートしたいと思えるんです。こういう気持ちにさせられる製品ってあまりないので、がんばってー!と言いたいのです。

普通、「そんなに壊れるかよ一」って思いますよね。ぼくらも思いますよ。でもそれをも凌駕する対応をしていただいていると感じているので、使い続けたくなるんです。

事実は事実としてお伝えして、今後の研究開発のために役立てていただきたいと思い、Nespresso側にもその旨をお伝えしました。

その際、せっかくNespressoさんとやり取りさせていただいたついでに、要望としてデカフェのヴァリエーションが増えたら嬉しいということも伝えさせていただきました。叶ったら嬉しいですね。それもマグサイズより大きいアルトで。

Nespressoさん、是非、宜しくお願いします!

 

開き戸用チャイルドロックって腰の高さより上か下かが重要なのかも?

この話はここ↓から始まってます。
omoi-tameike.hatenablog.jp

そして、ここ↓から繋がっています。

omoi-tameike.hatenablog.jp

 

 同じコンセプトでいろいろな店舗の商品を使ってみればよかったんですが、いろいろな店舗にあることに気が付いたのが遅かったこともあって、次に試したのがこれでした。

f:id:Cenote:20210416141148j:plain

本来はこうやって使うもののようなので、今ではこのように別のところで使っていますが、観音扉で使っていたときは、これもやはり開くために押すボタンと体勢の問題でちょっとスムーズに押せないというのがちょっとしたストレスになるんですね。

さらにこれは真中部分はゴムなので閉めるときは、ぶら下がった一方をもう一方にはめ込む動作が思いのほか面倒で、2ステップあるように感じました。またスルッと雌型の相手に入れるよう狙いを定める必要がある。ちょっとかがんだ状態でするというときにどうも手間に感じるんです。いや、そんなに手間というわけではないんです。本当に少しの滅多に開けないところならいいんですが、プラスチックのごみ箱って結構頻繁に開けるんです。そういうことを考えると、人間の手の構造上、親指が下になるように掴んで開けるようにデザインされたものを腰より低いところに適用させようとすると使いにくさを感じてしまうということなんですね。

それで、これもあまりだなあということだったのですが、開き戸用の弾は出きってしまいこれ以上いいアイデアはないというところに、今まで見たことないロックを見つけました。

それがこれ↓。Seriaで見つけました。

f:id:Cenote:20210416141017j:plain

 

上下のボタンを挟むように押してスライドさせると思えば、他のロックと変わりませんが、これなら親指を上にしてつまむ事ができます。さらにそんなに硬くない。ネコ以上人間未満の力でつまめるので丁度いいです。

厳密にはつまんでスライドさせて引っ張るという3ステップありますが、持ち替える必要がないのであまりストレスに感じません。

f:id:Cenote:20210416141052j:plain

今の所順調に使えておりますが、これ、実は左右のパーツが結構がガタガタしているというか、グラグラというか、わざと宙に浮いている感じになっています。

f:id:Cenote:20210416141030j:plain

使用感によるストレスは感じていませんが、構造的に壊れやすそうに感じるのでどうなるでしょう。このまま使えてくれると嬉しいです。

以上いろいろなチャイルドロックを使ってきて、一つわかったことは、これらを使う場所が腰より低いところで使うと少し面倒だということです。

これは単に人の手の構造上、親指とその他の指で掴むという動作をするときの姿勢として、野球のキャッチャーの構えを想像してみてください。

あの体勢をわざわざして開けるぶんにはいいんですが、立ったままあの位置のボールを取ろうとするとミットを下手に構えないといけないですよね。

(野球と縁遠い方には想像しにくい説明ですみません。)

その下手状態で開けやすいロックかどうかという問題になって、そうなると開けづらいものが多いということです。

だから、腰より高い位置に付けるぶんには大抵のチャイルドロックでも面倒を感じないと思いますが、低いところでは最後のものが最適かなという結論になりました。

ネコの性格、何とかならんかい、という前置きから始まって、チャイルドロックの紹介に話が移って行ったのですが、話を前置きに戻して、ホント、扉は開かないで欲しいわー。

その前にプラスチックは食べないで欲しい。

いつも、なんでこんなにプラが好きなんだろうと話しています。そして想像するのです。もともと山奥の国道沿いで拾われた子猫だったんで、もしかしたらポイ捨てされた食べ物のプラスチック袋を漁っていたんかなー、その時のクセが残ってるのかなー、でもそれなら食材にも食いつくはずだよなーと。

まあ、そんな風にいつも答えは出ないのですが、拾われるまでの彼らのサバイバルぶりを想像するのはちょっと楽しいところもあります。実は「きっとこんなんやったんやろな~」ってカミさんと話してる彼らの仕草とかもあるんですが、それはまた別の機会に。

「人間の知恵V.S.ネコの本能」のはじまり

さて、ここからが本題です。

ふー、長かった。

一件の話はここ↓から始まってます。 

omoi-tameike.hatenablog.jp

 そして、今回はここからの続き↓です。 

omoi-tameike.hatenablog.jp

 プラスチックごみ用の戸棚は、台所のコンロの下の戸棚を使っているのですが、観音扉(開き戸)になっています。一度そこにプラスチックごみが入っていることを知って、袋をかじってしまってから、閉めていても、何とか開けようとするんですよね。閉まっていても、下から少しでもはみ出していようものなら引っ張り出して扉を開けてしまいます。袋についた食材を漁っているのではなく、プラスチック狙いなんです。袋もプラスチックだし内容物もプラスチックだからものすごい引力です。石油の臭いでもしているんでしょうか。ガソリンスタンドの臭いが好きな人がいますけど、そういう感じなんかな~。わからないですよね。

そこでカギをかけることにしました。カギと言ってももちろんキーというよりも、カンヌキ的な役割のものですね。そして要件は

  • ネコには開けにくい
  • 人には開けやすい(めんどくさくない)
  • 扉がブッサクならない

です。このうち、「人には開けやすい」や「めんどくさくない」という条件って、意外と難しいもんだということがわかりました。つまり構造をシンプルにして片手で少ない動作で開けられるようにするということです。さらにスタイリッシュとは行かずとも、せめて見た目を普通に取り付けるのも難しい。

そこで考え出したカンヌキがこれです。(扉の正面のものは後程出てくるので今は見えていないことに…)

 

f:id:Cenote:20210416141130j:plain

写真ではわかりにくいかもしれませんが、扉の上辺一体が扉を開けるために指が引っかかる取っ手になっているので、そこにレールを付けて、カンヌキ(ただの木の棒。これも加工をする必要がほとんどいらないちょうどいい端材がありました)を置きました。扉の上の部分は少し隠れているので、一応カミさんの施工OK(ブッサくない認定)が下りました。

ところが、扉を一直線に留めておくことはできず、少し空いてしまうんですね。カンヌキがある程度スムーズに動くために、カンヌキとレールの間にある僅かな隙間の分、「アソビ」があるわけですよ。その分、扉を引っ張れば、手前に少し膨らむんですね。ネコの力では扉を開けられずとも、指先をツッコミ、爪で袋を引っ掻き出せたらそれを手掛かりに少しずつ引っ張り出し、扉の内側にある袋全体で扉を押すような形になり、それをガタガタさせて繰り返していくうちカンヌキが少しずつ移動して外されたり、一気に弾き飛ばされたりしてしまうんです。

一応小さな磁石と鉄板でレールとの摩擦を作っていましたが、ちょうどいい強さも得られず、次の手を考えることになったわけです。

そしてチャイルドロックというものがあることに気が付いて、いろいろ探して最初に試したのがこのラッチです。

 

コーナンや100均でも買うことができます。今は使ってないので現状写真がないので別のところから持ってきた写真で残念ですがイメージは沸きますよね?

このタイプはいろいろなお店で売っているせいか、バリエーションが多いです。丸いところが動物の顔になっているものもあります。

扉の正面に付けます。機能的にはとてもいいですね。ただ、解錠するためにつまむ時、親指で押し込むスイッチがあるんですが、これが少し固いのです。そのスイッチが指の第一関節全体に当たるくらい厚みがあればいいですが、薄いので本当に指先だけに力を入れようとすると人差し指と親指で丸を作るようにしてつまむ必要があり、その手に力を入れようとすると、しゃがまなくてはいけなくなります。つまり腰を折った状態で開けにくいことが、少しずつめんどくさく感じてくるんですね。

ただもう一つ、ロックを外したあと扉を開くのにそのロックを掴んで引っ張るにはちょっと薄いんですね。壊れそうなんです。だからロックを外したら最初に取り付けた扉上部の取っ手に手をかけて外すという、動作がが必要になってきます。このたった一つの余分な動作が、細かい話ですがメンドウになってくるんですね。だから、まあいいんですが、少しの不便さがつのってくると、急いでいるときなんかにちょっとイラっと来る時がある感じでしたね。

さらにそのスイッチが壊れやすいです。壊れればつまむ必要がなくなるのですが、ロック自体が軽いのでネコでもいじっているうちに無意識にも開けられちゃいそうな気がするんですね。このロックは4回ぐらい付け替えました。だから非常に惜しいロックです。

とはいえ、このタイプは百均の一種類しかまだ試していないのですが、百均以外にもコーナンや通販でも売ってるので、もしかしたらメーカーが違えば性能も多少違いがあるでしょうからほかのお店のものに丁度いい強さのスイッチを備えたものがあるかもしれません。百均ばかりに頼っていたため、バリエーションの多さに気づいたのが遅すぎました。

つづく…

困った大好物…手術になっても知らんよ…なんて言ってられない

f:id:Cenote:20210430160029p:plain

 前回の話はこちら↓から。

omoi-tameike.hatenablog.jp

「蓼食う虫も好き好き」という有名なことわざがあるように、人の好みにやや言うつもりはありません。まだ若いころはいろいろと自分と異なるものや事柄、興味を持つ人にいろいろ余計な口出しをすることがありましたが、だんだんと年齢を重ねるにつれ、理解できないにしても何も言わなくなりますよね。

でも、やっぱりその「好み」から端を発する問題がなければの話です。実害を受ければだんだんと口出したくなるし、手も出てきてしまいます。そんなとき、相手が理性のある人間ならば、話し合いによる解決が望めると思いますが、相手がネコだと、こっちが折れるか、力づくでそれを封じるかしかないんですよね。

しかし、また、「こっちが折れる」を選択したとしても、本人(ネコ)にとって良くないことだからやめさせたいということだと、折れるわけにもいかないわけです。

そんなお話です。

まずは、これ…

 f:id:Cenote:20210501234747j:plain

何かわかりますか?

袋などの口を閉じるときに捻って使う針金です。

これは、タイショーが生涯を通して大好きだったものです。

これを持ってタイショーの前で上下すると永遠にぴょんぴょんしていました。これに関しては、人間に対しても本人にとっても何の問題もなく、どんな新しいおもちゃよりも遊んでくれるし、壊れないし、なくなっても次があるし、まあ、経済的なおもちゃでしたので、Win-Winなものでした。ホント、こういうものを好きになってくれてありがとうという気持ちでした。

そしておそらくタローとハナコの生涯を通した大好物となるんだろうなと思うものがこれです。

f:id:Cenote:20210501155407j:plain

これです…か?

??

???

ですかね?

はい。ビニール袋です。今では有料化になってしまった、スーパーで買物をすると貰えたアレですね。別に形や材質はあれに限定されているわけではなく、いろいろな商品の梱包材に使われるビニールやプラスチックの袋全般が大好きです。いや、袋に限らないですね。プラスチックですね。だからプチプチとかも大好きです。歯でプチプチ潰して遊ぶんならいいですけどね。違うからね。

「そんなの別にいじゃん」って思いますかね?

しかし、ただのおもちゃとして好きでそれとじゃれ合うだけならいいんですが食べちゃうとしたらどうでしょう?そう、文字通りの「大好物」で、あのシャカシャカした音を聞き付けると寄ってくるし、音がしない少し厚手の商品が入っている袋でも、見つけると最初はおもちゃのようにじゃれるところから始まって、ちょっと目を話しているとこんな感じに…

f:id:Cenote:20210501160259j:plain

もっと放っておくと、静かになって恍惚とし始めるんです。

それが続くと…

f:id:Cenote:20210501160450j:plain

こんな感じに。たぶん、この辺で見つければまだOK。少し硬めの袋だとパチパチと牙で貫く音を立てて噛むんで、近くにいれば気が付きます。

初めの頃はまさか食べると思わないので、そのままやらしていたら、気がついたら部分的になくなっているんです。食べてるんです。そうと知ってからは、もちろん目の前で噛み始めたら抑制するけど、人の目を盗んでやっているところを見つけるとその残骸を見てびっくりするんです。だいたいこんな感じになって発見されます。

f:id:Cenote:20210501160431j:plain

硬い袋だったらまず穴だらけ。それぐらいならまだいいですよ。柔らかいスーパーの袋は角がなくなっていることがあるんです。

f:id:Cenote:20210501160502j:plain

基本的には噛みちぎっていると思いますが、ベタベタした感じからすると、溶けているんですよ。その状態を発見したあとは、どのくらい食べちゃっているかを残骸から推定し、ヘアボールのようなものと一緒に早く吐き出さないか観察して、出てきたらその量から、破片がすべて吐き出されたかを確認しています。

ただ、どちらがどの位食べているかはわからないので、2匹分の総量から想像するしかありません。毎回ちゃんと吐き出してくれるならまだ「こっちが折れて放置」という選択肢も無きにしも非ずですが、もしもこれが腸に流れ込み引っかかったりしたら事は重大です。完全に解けてくれているならいいけど、それはそれで有害な成分を吸収してしまってはまた別の問題になりかねません。

だから今は袋となるぐらいの薄さのものであればプラスチックでは遊ばせません。

だからゴミ箱とかは要注意。まず蓋が必要で、袋のヒラヒラがゴミ箱からはみ出さないようにする必要があります。そして自治区が資源ごみとして分別するためのプラスチックごみが入った袋は、ある程度嵩むので戸棚の中に入れています。しかしそれが開けられてしまうんです。

一度知ったら永遠に繰り返すのがネコの習性。そこで対策が必要になってくるんです。いわゆるチャイルドロックを使った対策です。

それが次回の話です。

”十猫十色”とは思うけど、つい期待しちゃうのよね

f:id:Cenote:20210430150752p:plain

我が家のネコたちももう3歳になりました。

別に最近誕生日を迎えたわけではありません。ただ、3歳と言えばもう成ネコ。「いい大人」なのにあまりキティーのころと変わらないなーと思うことがあるのです。猫は成ネコと言っても人間の2歳児ぐらいの知能しかないことや、個体差があるとか、いろいろ当然なことはわかっているんですが、どうしてもつい都合の悪いことや、改善して欲しいことがあるとそんな風に考えてしまうんですよね。

人間も他の動物も同じかと思うのですが、年相応の行動があると思います。成長に伴った生理的なまたは体格の変化や興味の遷移などから、「統計」や「傾向」として、現れる行動があるということです。あまり年相応ということは個人の成長の差として気にしたくないのですが、自分に都合の悪いことがあるとそう思ってしまいます。

そういう意味で、ネコもキティーの時期の行動は成猫やシニア猫のそれとは違うのではないかと思うんです。うちでは、よく今のタローとハナコの比較対象として、以前うちにいたタイショーを持ち出したりするんですが、だいぶ違うなーと思うことが多々あります。

うちではネコをまだ3匹しか飼ったことがないので、全てを知ったかのように言うことはもちろんしたくはありません。でも、他の家のネコや子猫の話を見聞きすると、やっぱりうちのネコたちとつい比較して小さい頃のやんちゃな行動はある程度落ち着いてほしいなと思ってしまうんですね。YouTubeとかに投稿されている動画を見れば、うちのネコどころじゃないと思えるネコも確かにいますからね。そんなことを思いながらも、いまだにすごい勢いで追いかけっこしている彼らを眺めています。まあ追いかけっこは夜中とかは困りますが、仕方ないとはある程度思っています。でも子猫のころの追いかけっこは体重も軽いし静かなので見てて可愛らしい方が勝ちますが、大人になったら4~5㎏の肉体が高速で動き回るわけですから、いくら肉球があるとはいえ、走るとすごい音がするし、物が倒れたり壊したりと危険要素が増えますからね。

そして何をそんなに気にしているのかというと、「行動」というより、彼らの「大好物」に関してなのです。

次回は、彼らの”変わった”というか、なんでこれが好きなの?というものについてです。人の好みもそれぞれだけど、ネコもホント色々です。でも

「何もこれを好きじゃなくてもいいじゃん。だって困るもん」

っていう話をします。