雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

Nespressoのリサイクルカプセル製ボールペン

NespressoのVERTUOを使い始めて半年ほど経ちますが、いつもあのカプセルは捨てるのもったいないなと思っていたんですね。ご存知かどうかはわかりませんが、あのカプセルはアルミニウム製なんですね。そしてNespressoの互換性のあるカプセルの多くはプラスチック製。純正の方がやはり価格は高いです。でもそこがこだわりでアルミの方が密封性が良いので、風味が落ちにくいから採用しているのです。そしてコストを考えてプラスチックにして風味を保とうとすると過剰包装になり、結局コストがかかる。ということがNespressoの見解のようです。

そんなカプセル、一つ一つは小さいけれどアルミニウムを捨てると思うとやっぱもったいないですよ。普通のNespressoの方のカプセルはためて店舗に持っていくと引き取ってくれるんですが、VERTUOはリサイクルできないとのことで普通ゴミとして捨てていたのです。

 

omoi-tameike.hatenablog.jp

 

ところが、1か月ほど前、カプセルを購入しに店舗に行ってカウンターでお会計をしているとき隣のカウンターのお客さんがリサイクル用の袋をもらっていたんです。今まで知らなかった、と思ったら新しく始めたプログラムのようでした。その時見かけた方はもちろん普通のエスプレッソの購入をしている方でしたので、念のために訊いてみました。

「Vertuoはリサイクルできないんですよね?」

そう店員さんに確認したら、「できますよ」との返事だったのです。

「え?Vertuoはカプセルの作りが違って、アルミ以外にプラスチックも一部使っているとかなんとかで前にリサイクルできないと聞いていたんですけど」

と言うと、リサイクルの方法を変えたか開発したかでリサイクルできるようになったとのことでした。それなら、と何枚かもらって帰ってきました。気持ち的にもったいない感が軽減されてよかったという気持ちになりました。

そういうことでもらったリサイクル袋に使用済みカプセルをため込んで、先日またカプセルを購入しに行ったときにたまりにたまったカプセルを2袋分持っていったんですね。そしてリサイクル専用の回収ボックスに袋を入れようとしたら店員の方に声を掛けられました。

「ありがとうございます。只今LINEアプリをダウンロードしていただくと抽選でこれらのものを差し上げているのですがいかがですか?」

なるほど、リサイクルボックスの上にそのことを説明したキャンペーンのボードがありました。当たるのは、カプセルを再利用して作ったボールペンかNespressoのロゴ入りトートバックでした。

まあ、LINEの登録ぐらいならやってみるかと思って二次元バーコードを読み取りダウンロード諸々の手順を勧めていくと画面に

「当たり」の文字が!

「当たりましたね!すごい!おめでとうございます!」

ということで当たったのです。周りの店員さんも驚いた様子でこっちを向いてニコニコしながら祝福してくれました。少し照れ隠しもあって

「みんな当たるんじゃないんですか?」

と訊くと、

「今日3〜4人ご案内しましたが、当たったのは初めてです。」

とのことでした。期待していないものには当たるもんですね。

ということで、どちらにするかということなんですが、こういうものをもらうのにサッと決められないところをいつもうちのカミさんにチクチク言われるんですね。さらに品物について余計なことを訊いてしまう。ただでもらうんだからそんなに品定めしなくていいじゃないかということです。そうなんですよ。でもその日はぼく一人でしたので、それを思い出したときにはすでに遅かった。店員さんはお客さん相手だから仕方なくと思っているかわかりませんが親切にも現物を見せてくれました。いずれもぼく自身今すぐ使いたいという必要性のあるものではないので、カミさんに聞いてからでもいいかと思いましたが、それこそそこまで真剣に考えるものではないだろというようなことを2秒間ぐらいで考えて、現物を見せてもらってからは早く決めました。ボールペンです。

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スイスの筆記具メーカーのカランダッシュ社とのコラボで生まれたとのこと。色はマスターズオリジンズの「インド」のカプセルと同じ色。と言われてもわかりませんよね。でも写真の通り渋い緑です。

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珍しさで決めた感じですかね。あとは、せっかくリサイクルの景品なんだからリサイクル製品がいいという気持ちも少なからずあったな。それから大きくロゴが入っているものは我が家では結構避けられるという傾向があるなあということもありますね。

そして店員さんにまた持ってきたら抽選できるか訊いたところ条件は

  • 期間:8月18日~12月31日
  • 一人に付き月に1回まで
  • 60個のカプセル毎に一回の抽選
  • 景品がなくなり次第終了

とのことでした。その日はおそらく80個ぐらい持って行ったと思うので、数を調整すればもう2回ぐらいはできるかなとか思ってしまいました。

後で登録したLINEを見てみると、このキャンペーンは「ネスプレッソリサイクルプログラム」というらしく、回収ボックスが設置されている店舗でのみ行われているものらしいです。公式ページ上にはリサイクルについては記述がありますが、このプログラムについては触れられていません。

さて、もうちょっと細部を見てみますか。ちゃんとNespressoのカプセルのリサイクルで作ったと印刷されていますね。

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それから、この箱も面白いです。小さな段ボール紙でできています。

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これにはリサイクル可能なパッケージと印刷されています(ここには映っていません)。

それにしても、こういう非売品はメルカリとかで販売するとどうなんでしょう。Nespressoの熱烈ファンであれば買うんでしょうね。キティちゃんのグッズならなんでも揃えちゃうという人のNespresso版のような人です。まあ、ぼくは売るつもりはないですが、使うチャンスもあるのかな?なんせ今や筆記具はあまり使わない上、結構余ってますしね。コレクションというわけではないですが、珍しいものとして取っておこうと思います。

それから、ふと思うんですよね。どのくらいの人がリサイクルしているんでしょう。うちはこんなプログラムが無くても回収ボックスさえあれば喜んで持っていきますが、そういうことが億劫な人がどのくらい多いのか少ないのか。少ないからこういうキャンペーンでリサイクルを促しているのか、多いから感謝の気持ちでプレゼントをしていただいているのか、どっちなんでしょうか。