雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

Nespressoタイマー?いやまさかね。でもさすがフォローは完璧です。


今までに何度かNespressoの話題を書いてきましたが、久しぶりにまたNespressoについての投稿です。

人が何か商品のレビューやコメントを残すときは、いい経験をしたときよりも嫌な経験をした時が多いんじゃないですか?

こういうブログではそうとも言えないですかね。

でもやはり嫌な時の方が話が膨らみやすいということはあるかと思います。

今回はその微妙な線を言っているケースです。

前回、今使っているVertuoというコーヒーマシンに2回不具合が発生したという話をしました。

以下のリンクがその時のものです。

omoi-tameike.hatenablog.jp

あれから約2年経った今、再び不具合発生したんです。

頼んますよ…ネスプレッソさん…。

保障期間ラストイヤー

ぼくはカプセルを買うときは、たいてい百貨店に入っているブティックに行くのですが、理由は、楽天ペイが使えるということや、何かしらのキャンペーンをやってないかのチェックや、新しいアクセサリーを見たいということがありますが、店員さんとちょっとしたお話ができることも楽しみの一つであります。

と言うのも、一度自分に起きた不具合のケースを話したところ、Vertuoのマシンには結構不具合が発生しているという話を聞いて以来、何かしら新情報はないかということを聞いてみたいと思っているからなのです。

一度、「あまり湯通ししない方がいいことが分かった」とか、「XXXしてからXXXした方がいい」とかいう情報をもらったことがあるためです。

あのNespressoさんが、こんなに大きな不具合を放っておくことはないだろうから、何かしら手を打ってくるはずだという期待をしていたこともあります。

そして、Nespressoのマシンは購入後3年間(1年+メンバーになると2年追加)まで無償修理対応してもらえるのですが、それ以降は有償対応になります。

ということで、昨年はそのラストイヤー(厳密には今年の1月)ということで、何か起きたらすぐに何とかしてもらいたいという気持ちがあって、前回から何だかんだいってたまに調子悪いことがあったので、不具合が起きるならもっとはっきりした症状を表すか、3年経っても大きな問題が起きないのならば、その後はずっと持ちこたえてくれという気持ちでいたわけです。

店員さんと意気投合?

そんな中、保証期間が切れるまで約2か月という頃になった昨年末、カプセル調達をしにいつものブティックに行きました。

そしていつものようにアクセサリの展示品をブラブラ眺めていると店員さんがやって来て話しかけてこられるんですね。

ぼくはあまり店員さんとかに話しかけらるのは好きじゃないのですが、ここの店員さんはみな当たりのいい人ばかりで、嫌な気持ちにならないので、その話しかけに乗り、「アクセサリーの新作ありますか」とか、「キャンペーンやってますか」とかいう話からぼくの不具合についての話へと移っていくのです。

その日においては、話しかけてこられた店員さんもVertuoをプライベートで使っていて同じような症状に見舞われたということで、お互いの様子を説明し比較し合うなど情報交換が始まりました。

たいていは自分では被害に遭っていないけど、お客さんから不具合を経験した話を聞いた店員さんから対処方法の提案をもらったりするのですが、やっぱマニュアル対応っぽくなっているんですよね。

こちらも2回も交換してもらっているので、不具合の「プチエキスパート」みたいなもんで、だいたいはその対処方法は試したことがあるんです。

だから、ちょっとしたグチのようにしゃべって、あわよくばその人が製造の方にでもそんなグチ情報をエスカレーションしてもらえたらいいなという感じでしゃべってますが、今回は同様に店員さんながら「被害者」とういうことで、変に楽しくなってしまいました。

同じ病気を持った患者さん同士が会話している感じなのでしょうか。

ラストイヤー(ラストマンス)の賭け

そして、その店員さん曰く、最近製造しているものはその辺の不具合を解消しているらしいので、もう一度交換してもらった方がいいと勧めてくれました。

そういうことなら、今までする必要がなかったけど、不具合対策として勧められていたこと、それは、

-電源をコンセントから抜き

-10数秒後に挿し戻し

-スタートボタンを押して

-準備完了したら

-スタートボタンを5回押して初期化する

という手順を毎回踏んでいたのですが、正直めんどくさいので、それをやめて通常工程で抽出することにしました。

これで不具合がまた起きたらもう一度カスタマーサポートに連絡して交換交渉しようという寸法です。

もしも、それで不具合が起きなければ、めんどくささが減ったということでそれはそれでOKということにしたのです。

Nespressoタイマー作動か!

さて2週間ぐらい経過した12月も中旬に差し掛かりました。

まだ、特に不具合は置きません。

なんだ、戻ったか?

いやいや、まだわからんぞ。

2023年1月…

順調に一度も不具合を起こさず年を越しました。

カプセルを買いにいつものブティックへ行くと、あのやさしい店員さんがぼくのことを覚えてくれていて声をかけてくださいました。

「いやあ、あれからまったく問題なく来ています」

「私、あれから…について設計の人に訊いてみたんです。最初にスイッチを入れて点滅している間…」

のようなコツ?裏技?的なことを教えてくれました。

そして、ご自身の勤め先の商品であるマシンの調子の悪さを抱えながら、プラス、ぼくのマシンの気遣いまでしてくれて、微妙な立ち位置で上手に話していらっしゃることに関心すると同時にとても嬉しかったです。

Xデーを通過

という気持ちで、ついにXデーを迎えました。

あれから不具合を起こさぬまま、無償保証期間の3年が過ぎて行きました。

まあ、それなら、このまま頑張ってくれ。

その日以降は、もう毎日そう思いながらコーヒーの抽出をしていました。

そしてそんな心配もだんだん薄れてきたころ、2月の半ば頃、ついにあの症状が発生しました。

抽出されない。

何という正に仕組まれたかのように発症しました。

まあ、もう今からじゃ無償じゃないのなら、ちょっと様子見てみるか。

そう思い、その日は諦めて、次の日に抽出すると、また復活しました。

これならまただましだまし行けるのかなと思いながら、数日過ごすと再び再発。

そして一日経つと復活。

もう、やめてくれよ。

中途半端に調子悪いのはこっちもサポートセンターに説明しにくいのだ。

ついに力尽きた

そんなこんなで過ごして2月も終わろうという頃、ついに復活しなくなりました。

それでも一日待ってみました。(だいたい「待つ」ってなんだ?)

復活せず。

おお、初めてのケースだ。

次の日もダメ。

ついに3日間いつもの蘇生術を施しても蘇生しなくなったのです。

とりあえず、もう一度電話してみることにしました。

会員登録を確認して、変な話ですが、今回は堂々と不具合を主張できました。

状況を説明すると履歴を確認されて、

「以前にも不具合が発生して一度交換されたんですね。ご迷惑をお掛けしています」

「いえ、2回です」

と、一度ジャブを与えたからか、こちらが不具合の常連だと感じてくれたのか、形式的に蘇生術や普段のルーティンの確認をした後に、マシンの製造番号を尋ねられました。

ちょっと怪しい交換品

本体の底に書かれている長い文字列を伝えると、

「…その番号は別の方の名前で登録されてますね。」

「いや、そんなことないはずですよ。もう一度言いますね。xxxx…。」

「それは譲渡されたものですか。」

何か話がおかしいぞ…。

「いいえ。」

「そうですか。少々お待ちください。」

と言ってしばらく保留の末、オペレーターの方が電話口に戻ってくると

「では無償で交換いたしますので、住所を確認させていただきます。」

と無償交換の方向へ進んだのです。

ぼくとしては、ここで保証期間が過ぎているから有償修理のオファーが来るだろうから、少し交渉しようと思っていたところ、無償交換してくれると言ってこられたので、逆に状況が気になりました。

もしかしたら、それまで使っていた2回目の交換品は、他のユーザーからの返品か何かで、そのまま製造番号をユーザー登録から削除していなかったか何かで、そのユーザーの保証期間内だったのではないかと想像しました。

もしくは、本当にそのとおりで、Nespressoさん側からしてみたら、不具合返品製品を使わせていたことを深堀されたくないと思い先手を打ったのかもしれません。

思い返すと、確か、前回の交換品は一度開封して状態を確認してから送られてきたように記憶しているので、その可能性はありえるかもと思いました。

いずれにしても、こちらの立場としては、それを確認する工程でこちらの保証期間満了を理由にこのオファーを取り消されてしまうのももったいないと思い、そのままありがたく交換していただくことにしました。

結果は

送られてきたものは今のところ正常に動いています。

Vertuo発売から3年が経つわけですが、そろそろモデルチェンジでもするんじゃないかということも考えていましたが、カラーが増えたぐらいで今のところ変化はないので、開発よりも不具合修正の方に注力しているのでしょうか。

それに加えて、他に不具合を経験されたユーザーさんに対してどのように対応しているかわかりませんが、カスタマーサポートがこのような結果に導いているということを考えると、ネッスルの巨人ぶりも納得です。

ぼく個人としては、贔屓にしてしまっていることもあるので、悶々とした月日を過ごしたけれど、理屈や理由よりも結果オーライということになりますね。

ということでぼくらのNespressoファンは続きます。

めでたしめでたし。

 

 

 

友人の訃報は誤報・・・いや誤解でよかった

ある朝方、まだ寝ているときです。

facebookメッセンジャーが届きました。

正直なところ、ぼくはめったにfacebookを使いません。facebookでしか繋がっていない人とはたまーにやり取りがあるぐらいですかね。

そのメッセンジャーの通知が届いたんです。

2行程の通知を見ると、アメリカのちょっと年の離れた友人の名前で、「亡くなった人を見てみましょう」と書かれていました。

アメリカに住んでいた時、彼とは一時期、家だけではなく車もシェアさせてもらっていたりしてとてもお世話になった友人でした。

あまり食生活がいいとも言えず、一度尿管結石か何かで病院に運び込まれたりしたことや、ヘリコプターのパイロットの免許を取ったりしていたので、一瞬、寝ぼけた頭では彼の訃報だと思ってしまったんです。

だいたい、誰が送るっていうのか。まさか、facebookがそんなもん送るわけないとは思いつつもスローな頭では状況をのみ込めなかったのです。

恐る恐るメッセンジャーを開いてみてみると、送信者が彼で、「この事故で亡くなった人を見てみましょう」というメッセージとともに何かのリンクが続いていました。

通知が英文で、文章の頭の部分だけが見えていたため、誤解してしまったのです。

そこで、ちょっと怪しさを感じつつも、もしかしたら共通の誰かが事故に遭遇したかもしれない。そしてそれが日本語だから彼には読めないという筋書きを完成させると、リンクをタップました。

そしたら、それが嘘のメッセージだったんですね。

バーン!

「30何個のウイルスに感染しました。ウイルスをスキャンするためにはこちらをインストールしてください」という主旨の画面が出てきました。

このメッセージを見た時にはもう覚醒していたので、これはフィッシングだとわかってすぐに閉じたんですが、そうなるとその友人はメッセンジャーを乗っ取られたのではないかと思いました。

そうこうしていると、彼からメッセージが届きました。

「ゴメン。オレはそのメッセージを送っていない」

おー、だいぶ怪しくなってきました。

「オレ」は本人か?

さて、これはどういうことだ?

10年ぐらい前に職場の高齢の従業員の一人が、いきなり部屋に入ってきて「ちょっとこれどういうことかわかる?これやったのおれじゃないよ!」とスマホに自分のfacebookアカウントを表示して見せてきたときのことを思い出しました。

そのとき同じ部屋にいた若い衆がその画面を見て、すぐに何が起きたか悟って、いろいろ手を打ったように記憶していますが、その従業員のfacebookは誰かに乗っ取られて、自分のアカウントから自分の「友達」にわいせつな写真をばら撒かれていたようなんです。

どうやら「友達」から連絡がきて分かったようなのですが、つまりはそういうことが実際にあり得るんだなあと知ったのでした。

さて、それで今回問題なのは、最後の一文

「ゴメン。オレはそのメッセージを送っていない」

と書いたのは本当にぼくの友人なのか、乗っ取り魔なのかということでした。

ぼくは、最初の「亡くなった人を見てみよう」のメッセージの口調や、その後にムンクの叫びのようなゾゾッという顔のアイコン3連チャンされていたところが、彼らしくないと思ったので、それは彼が送ったのではないということは間違いないと思いましたが、それを送ってないというメッセージまでは判断が付きませんでした。

ただ、ぶっきらぼうな書き方や、あまり言い訳がましくないところから本人だとは思いました。

そこで、一度、

「何が起きたのか説明してくれる?」

と、返信しました。

そしたら

「できない。でもハッキングされたっぽい。笑」

という返事。

そういう状況でよく笑ってられるなとは思ったけれど、彼はかなりの楽天家なので、それは考えられました。

そこから、ちょっと話題を変えて、彼とぼくにしか知りようがないと思われる内容に誘導して、ところどころにカマをかけてみました。

「ところであのよく貸してくれてたXXX(色)のYYY(メーカー)の車どうした?」

「とっくの昔に売ったよ」

あ、ちょっと怪しいぞ、ほんとはAAAのBBBなんだよな。

まあ、でも彼はそういうディーテールにこだわらないで話すからまだわからない。

でも、もしも立場が逆だったら、あんだけ使ってたのにそこ間違えるか?と突っ込みをいれると思いますが、そこをスルーできるほど寛大なんです。

そこで、

「あ、あれってLLLのMMMだったっけ?」

と、とぼけながら聞きました。

そしたら、さすがに

「ちがうよ。AAAのBBBだよ」

って返ってきたんですね。

それで彼は本物だとわかったので、

「ごめんごめん。ちょっと本物かどうか確認したかったんだ」

と言って、さらに彼の寛大さややさしさなど忘れるわけなくいつも感謝していると言う会話をして事なきを得たのですが、数日後また同じ文面でメッセージが送られてきました。

一度リンクにアクセスしてしまったから脈ありと思われているのかもしれませんね。

今度は自分がハッキングされたり乗っ取られないよう気を付けないといけないなとおもっているところです。

掛山ケビ志郎の大発見―冗談のような「実践的」発音学がおすすめ!

数年前から少しずつ有名になりつつある掛山ケビ志郎という3人組を知っている人はどのくらいいるだろう。

この名前にピンと来なくても、写真を見たら「見たことある!」と言う人は少し増えるでしょう。

 

www.youtube.com

彼らが英語とコメディーを融合したYouTubeを発信しているのが、このKevin’s English Roomだが、音楽も出しているそうです。

一度AbemaTVに出ていたのを覚えています。

さて、ぼくが彼らのことを知ったのは、1年ぐらい前ですかね、下の動画を見つけた時でした。

YouTubeをパラパラしていて見つけた動画を思わずクリックしたところから始まりました。

www.youtube.com

 

英語のかなりの上級者でもこれは発音するのも、聴き取るのも難しいことだと思います。

この番組の主役であるKevinさん曰く、ネイティブはこの違いをはっきり認識していて、聞き間違えたり言い間違えたりすることはないというんです。

Kevinさんのことを知らない方のために少し紹介すると、彼の生まれはアメリカ。中学卒業まではジョージア州を中心にアメリカにいて、高校から日本に来て大学を卒業後社会人を経て今はインフルエンサーとして活躍している日系アメリカ人です。

外見は日本人ですし、日本語も日本人そのものです。

彼の話しっぷりを聞くと、英語も完璧なネイティブです。

まあ、ぼくには人が英語ネイティブかどうかを公に断定する資格はありませんが、少なくとも日本語の発音やイントネーション、英語の「サウンド」から、彼の頭には日本語と英語の両方のOSが備わっているように感じます。

どうやら日本語の読み書きは苦手のようですが、語彙などの単語数が少ないというだけで、会話する上で文法的に不自然さがない日本語は普通の日本人と同レベルとみていいと思います。

そんな彼がこのYouTubeのホストを楽しくしているんですね。

彼だけでなく両サイドのやまちゃん(左)とかけちゃん(右)を含め、イヤミがまったくなく視聴者や相手に対する配慮がとても行き届いた会話を繰り広げるところが、この動画を途中で離脱することなく、更には今でも他のYouTubeに手を伸ばしている大きな要因です。

1つだけ、KevinさんはFXXXやSXXXをぼくにしてみたら必要以上に多く連発する(特にPodCastで)ので、そこだけがちょっと気になりますが、ユーモアを持って、中2病のように互いにじゃれ合っているようなかわいいコンテクストで使っているので、誰かが本当に不快に思うことはないのかなという感じですかね。

とにかく、そんな彼らがそんなKevinさんのバイリンガル具合を使った面白い英語の検証企画をたまにやるんですね。

先程の動画もその一つです。

どうやったらカタカナ語がネイティブっぽく発音できるか。(「ホットドック」を「ホッダ」と言うだけでホンマモンっぽく聞こえる)

そのカタカナ英語本当の意味はXXXだよ。

みたいな感じのものです。

もちろん、彼らは言語学者じゃないので、深い研究により実証されたものではないですが、普通の英語利用者にとっては用を足すのかもなと思われるものがいくつかあります。

その中で、これはかなり実践的という意味で役立つのではないかと思ったやつを1つ紹介しようと思います。

www.youtube.com

よくカタカナの「ア」と「エ」の間の発音と言われる

/æ/

の発音です。

ここでは英語ができないとされている、かけちゃんがどれだけうまく言えるようになるかということで「検証」しています。

要は、要所要所で鼻声にしたらっその発音になるというわけです。

自分でもマネしてやってみましたが、結構いい線行けると思うんですね。

鼻声にするのが難しいなら鼻をつまんで、発音しながら、空気の通り具合を体感してどうしたら近くなるかと研究したらいいんじゃないかと思いました。

ぼくも彼らのような友達がいたらいいなあと思える3人組なので、これからも応援したいと思います。

現在形ってムズくない?過去形から学んだら?


おそらく、どの言語もそうだと思うのですが、単語、特に動詞の活用を考えたとき、その言語に現在形、過去形、未来形などがあったとしたら、原形に一番似ているのは現在形なのではないでしょうか。

例えば、日本語で「書く」という単語は、動詞の原形(辞書で引くときの形)で、現在形は「書く」ですよね?形としては「似ている」というより、「同じ」です。

英語でも同じく、「write」というのは動詞の原形で、現在形も「write」で同じです。

三単現の時にwritesとなるぐらいで、他のヨーロッパ語学習者からしたら覚えやすいのではないでしょうか。

英語で言ったら原形と現在形の形が違うのはbe動詞ぐらいです。

ヨーロッパの他の言語には原形と現在形などが異なる言語はたくさんありますが、英語はその点覚えることが減るということでカンタンと言われるのかもしれません。

だから、学習者がまず動詞の勉強を始めるときは動詞の原形を覚えて辞書が引けるようになり、次に現在形を覚えるという方向で学習すると思うんです。

でも、それがゆえに学習者を困らせているようにも思うんです。

動詞は過去形から学ぶべし?

はい、今回ちょっと思いついたこととは何かというと、言語、特に英語を学習しようとする人、特に子供で、まだ日本語でも思っていることを明確に表現できないぐらいの子は現在形は後になってから学んだ方がいいのではないかということです。

前もってちょっと付け足しますが、動詞の種類は考えた方がいいと思います。

具体的には、せめて過去形を先に学んでから学ぶというものです。

 

なぜかというと、動詞の原形と現在形は、形が同じなのに概念が違うからです。

「形」や「綴り」が似ているから覚えることは少なくても、その違いを検知する力は必要ということです。

現在形は中途半端に抽象的

原形は、動詞の抽象的なイメージを与えてくれるものです。

その「動作」「状態」を示すだけで、非常に抽象的です。

言うまでもなく、「誰が」「いつ」といった概念がないものです。

対して、現在形はそこに時制の意味が付加されたという意味で少し具体的になります。

しかし、その、「現在形」という名前ほど「いつ」が具体的ではないのが厄介な点です。

そのイメージを母国語でできない状態で第2言語を学ぼうとしても、身につかないのではないかと思うということです。

次に思うことは、現在形そのものが表す概念というか、内容自体が難しいのでは?ということです。

現在形VS.過去形

ここでは、英語、さらに動作動詞に限定して話をしますが、動詞を覚える際に原形の次に形が似ている、英語の場合は同じである現在形を覚えるのが主な道筋だと思いますが、現在形って何を表すのかと言うとかなり複雑だと思います。

現在形のことを話す前に、過去形を見てみると、過去形は過去に起こったことを言い表すという意味で、比較的簡単な概念だと思います。

先程の「書く(write)」という単語で言うと、「wrote」は「書いた」で過去のある時に何かを書いたことになりますよね。

しかし、現在形で「書く」というと、今書いているの?というとそうではないですよね。今、おこなっている動作なら現在進行形を使います。

現在形の「現在」は名前だけ

通常、現在形は、普遍的な行動とか、日常的に行う動作とか、言ってみれば、動作した時間がはっきりしない時制ということになります。

過去じゃない、未来でもない、現時点でもない。

文法的な名前は「現在形」で、「現在」は「今、この瞬間」という意味に思いがちですが、「現在形」の意味は今っぽくない。

その概念は、ある程度人生を経験して、考えを巡らせてやっと身に付くものじゃないでしょうか。

ぼくははっきり言って英語は好きでしたが、中学生時代に、現在形がこういう概念だということはしっかりとわかって学んだという記憶はありません。

そういう概念は教えられていたと思いますがそれをしっかりと理解したつもりはなく、誤解しながらも身につけていたんだと思います。

だからいろいろなテストでは100点は取れなかったのかもしれません。

でも、学校の授業には着いて行けていた。

ぼくの場合は、英語が好きだったという、学ぶ意欲だけはあったんで、結構いい加減だったから前進する力で誤魔化せていたんでしょう。

そして、その誤魔化す力はある程度の人は持ち合わせているから、今の英語教育がそのままのような気がします。

 

だから実際は、ややこしくて、多くの学習者が混乱しながら何とか学べるけど、中には学べない、どうしても前進できない子が数割いるんじゃないでしょうか。

He writes screen plays.の意味は?

例えば、writeを使って、

He writes screen plays.

を訳してみてね、と英語を習いたての中学生に言ったら、おそらく

「彼は脚本を書きます」

と訳して、丸がもらえるかもしれません。

しかし、それってどういう意味?と訊いてちゃんとイメージできる子はどのくらいいるんでしょうか。

もし、この英語が訳せない子がいたとして、もし訳せない理由が、その日本語の意味をイメージできないからだとしたら、その子はとても語学センスがあるんじゃないかと思うんです。

つまり、「彼は脚本を今書いている」わけではない。

日本語としたら未来に書く予定があるようにも読めます。

おそらく、

He will write a screen play someday.

という感じですかね。

そうなると、現在形の意味として、普段から行っている動作として考えると、

「彼は、普段脚本を書いています」

という日本語が近いのかもしれません。

そんなことが、うまく説明できないまま頭の中を渦巻いているから訳せない。

そういう子もいるんじゃないでしょうか。

普段何しているかがカギとなる?

それでもう一度英語を見てみると、普段から脚本を書く人ってそういるもんじゃないので、普段から書いている人⇒それを仕事としている人・・・つまり

「彼は脚本家です」

と言うのが、この意味になるわけです。

とても時制だけの問題ではないように思いませんか。

「そこまでできなくてもいい」

「それは翻訳の技術だ」

というかもしれませんが、文字として訳出できなくてもそういう考え方ができて初めて英語を勉強している意味があると思います。

 

それじゃあ、

He writes English.

を訳すとどうなるでしょう。

さっきの例に従って、今英語を書いているわけではなく、だからと言って、

「彼は英語の先生です」

とはなりませんよね?

「普段書くときは英語を使う」

というだけですよね。

そう思うと、「だから?」「何が言いたい?」

ってなりませんか?

 

同じように、

He runs.

と言ったら、

「彼は普段から走っています」

と言う意味だと言って、

彼は陸上競技の選手だって言い切っていいのかというとそうでもない。

だからと言って普段、道に出たら歩かず常に走っているという意味にもならないでしょう。そういう意味に限定するなら、それなりの文脈が必要になります。

だから、この文章単体では、意味が分からない文章と言えます。

過去形は少し具体的

でも、過去形で

He ran.

と言えば、いつのことだかは分からないにしても、

「彼は走りました」

ということで、彼が陸上の選手かもしれないし、学校に遅刻しそうな小学生かもしれない。でも動作として、「過去のいつだかに一回走ったことがわかる」だけでとりあえず着地した感があるのはぼくだけでしょうか。

少しフワついているなら、「昨日」とか「今朝」とか、そのような簡単な副詞を付ければだいぶ落ち着くと思います。

まあ、すべてがすべて当てはまるか確認したわけではないですが、現在形の作文をすると、とにかく何かしら前提がないと、

「で?」

って聞きたくなる場合が多いと思うんです。

そして、英語を習い始めたときは言うまでもなく、そんな前提まで文章にできないから、何となくぼやーとした文章を書いて分かった気になる。

それをいくつかこなしていくうちに麻痺してきて、そして覚えたら過去形を習う。

そうすると活用形で少し苦戦するかもしれないけど、意味的にはすんなり理解できる。

英語を習始めて嫌いにならないために

ここからはぼくの想像ですが、「英語ができる」子はそんなプロセスを通過するのではないかと思うのですが、現在形の日本語のおかしさに引っかかってしまった子は、そこから抜け出せない。

「英語ができない」または「英語が嫌いな」子になってしまうのではないでしょうか。

もうちょっと付け加えると「現在形」には仮定法現在とかいう概念もあります。

つまり、「現在形」という形を使って仮定の内容を表すというものです。

他のヨーロッパ言語は、この点でも活用してその概念を表現しますが、英語ではそれが見た目からは判断しにくくなります。

これはとても高度な概念だと思うんですね。

体系的に学んだり教えたりするには、部分的に見て改善してもどこかにしわ寄せがいくと思うので、声高には言えませんが、この現在形は、特に動作動詞では最初に習わない方がいいように思うというのが今回思ったことでした。

テキストが画像として貼り付けられているPDFの文字を直接編集できるか?

OCR処理されたテキストが画像として貼り付けられているPDFの文字を直接編集できるか?

この問題の意味を説明します。

ご存知の方は多いと思いますが、念のため…。

まず、「OCR処理されたテキスト」です。

OCRとはOptical Character Recognition/Readerの略で、日本語では光学的文字認識するという意味です。そのように処理されたものが何に役立つかというと、イメージとして存在していたテキストを考えた場合、そのままでは単なる画層としてでしか認識されません。なのでその中から特定の文字を検索で探すことはできません。

それが、OCR処理されることで文字として認識され、検索することができるようになるのです。

タイトルの答えは基本はここにあるだと思っていたんです。

どういう状況かを説明します。

何らかの文書をスキャンし、それにOCR処理をして保存します。

その時点で既に文字はテキストとして検索可能な状態になっています。

それならば、その文字を削除したり色を付けたりと編集できるのではないかという仮説を持っていたんです。

今のところ答えはNOなんですね。

 

まず、上述の通り、文字や文章が写真や画像としてPDF化されているだけだと、その文字は検索できません。だからその文字を削除して書き換えることは到底できないということは想像できます。

しかし、それがPDF化されたテキストや文章は、OCR処理されているにもかかわらず、選択はできても書き換えることができないのはなぜか

そこを問うているんです。

まあ、なぜ?という理由を知りたいというより、それを克服する方法はないのかと言いたいがためにこのようなタイトルになっています。

さらに、ぼくはOCR処理されていさえすれば、それを編集できるかどうかはソフトの問題だと思っていました

でもなんだかそれも違うような気がしてきています。

状況は分かってもらえたでしょうか。

問題提起の理由

なぜこのような問題を取り上げているかというと、今までPDFというと、Adobeのリーダーなどの無料バージョンを使って閲覧、検索、書き込みぐらいの用途でしか使っていませんでした。

それで十分だったわけです。

ところが、最近、仕事でPDFを直接処理して欲しいという要求が増えてきているのです。

PDFソフトの無料バージョンでは足りないこと

おそらく、PDFのもともとの存在目的として、契約書とか、見積書とか、そういう…なんて言うんですかね?

金銭が絡んだ書類で編集されては困るようなものに使っていたという傾向が強いかなと思っていました。

ところが、その読みやすさからか、普通の文書でもPDFを使うことが普通になって来て、そのうち、英語で書かれた何らかの取扱説明書を翻訳して欲しいという依頼が増えてきたんですね。

まあ、その傾向になってから、もう10年以上のかなり時間は立っていると思いますが。

その間、PDFというものはどちらかというと最終形で、触るものではないという立ち位置が強かったんです。

そう思っている人多くないですか?

つまりそれは上書きができないからです。いや、できなかったからです。

もし、英語のマニュアルがWordで作成されていて、それを日本語にして欲しいということであれば、Wordのソフトでそのまま英語部分を削除して日本語に書き換えればいいだけです。

しかし最終形として存在しているPDFに書かれている英語を日本語にして欲しいとなると、テキストボックスか何かを英語の文章の上に貼り付けて英語を隠しそのボックス内に日本語を書くという処理になります。

ただ、それだと、日本語と英語の文章の長さの違いがあり、もしも枠があったりしたら、その中に収めるのための労力が尋常じゃないんですね。

とくに日本語から英語の場合。

だから、PDFをWordに変換したらいいのですが、無料のPDFソフト(リーダー)ではそれができないんですね。

PDFソフトは色々存在してますが、大抵のものはバージョンと可能な機能は似ていて、ベーシックなバージョンではファイルの変換はできません。

そういうわけで、通常はクライアントにPDFをWordに変えてもらったりして、それをもらってWord上で翻訳してそれを再びPDFに戻すという処理をしていたんですね。

2種類ある有料版の違いとは?

しかし最近はPDFしか提供できないというクライアント様が多くなってきて、そのハードルをこちらで越えなければいけないというシチュエーションが増えてきました。

それでいろいろ調べまくって、上記のことがわかり、無料版では無理だと判断し、PDFを直接編集できるソフトとしてKING SOFTのPDF Proを購入しました。他のメーカーは通常有料版が2つあるのですが、KING SOFTは1つだけで、お手頃だったので決めました。

さて、結果として、クライアントからの英文取扱説明書であるPDFを直接編集して、日本語にでき、画像が入っていても、レイアウトもWordのように行え、楽になりました。

特にそれほどの知識がなかったぼくは、これでPDFは何でも直接編集できるようになったと思ったのですが、まだまだ甘かったんですね。

ある時、PDFしかないマニュアルの翻訳案件だったので、意気揚々と受託しようと思ったのですが、見積もりを取るために受け取った原稿はPDFファイルではあるものの、テキストが画像で貼り付けてあるもので、それは、直接編集できないのです。

そこで思い立ったのが、OCR処理の必要性です。

つまり画像として映っているテキストにOCRを掛ければいいんじゃない?と思ったので、先日購入したKING SOFTのPDF Proでその画像が入ったPDFにOCRを掛けようと思ったら、その機能がついてないことがわかりました。

どうやら今回購入したKING SOFT PDF Proというのは他のPDFソフトの中間バージョンのようです。

確かに他社の上位版にあるスペック表にあるOCRという単語はこのソフトにはありません。

それならば他のソフト、例えば複合機OCR処理ができる機能が備わっていることが多いので、うちの複合機を確認しました。

ありました。ついていました。といっても既にPDFになっているものには手を加えられないので、スキャンしたものにOCRをするという形になります。

そこで、画像をプリントアウトしたものをOCR付きでスキャンで取り込んで見ました。

その結果、やっぱり画像として保存されました。OCRはかかっているので、選択や検索はできるんですけどね。

このPDFというファイルはとても面白いですね。

画像と文字の中間というか、ハイブリッドというか。

結論

なんやかんや書いてきましたけど、結論としては、

で・き・ま・せ・ん

ですね。

画像になってしまった文字は、認識できるが、書き換えられないということです。

それとも、本家のADOBEのアクロバットだったら何かしらの方法でできるものなのでしょうか。

ソリューション

と、なんと、ここまで書いて、実は数週間、どのように締めくくろうか決めかねており、置いていたんですが、今、ひらめきました!

というか、思い出しました。

以前働いていた会社で同じようなことに悩んでたんです。

実際、悩んでたのはコーディネーターの人だったんで、ぼくはその悩みを考えるのを一緒に手伝っていただけだったので記憶に強く刷り込まれてなかったんですね。

正に、こういうふうに、画像に埋め込まれている文字を探し出して読み取るソフトがあるんです。

だから、こんな長い文章を書くまでもなかったかもしれないですね。

そのソフトは、ABBYYなんたらというもので、当時上司がビラ一枚を見てお試しでインストールし検討していたんです。

もちろん他にも同じような製品があったのですが、どうやらいろいろな言語で検証し一番認識率が高くだったのです。

その製品は、当時どういう名称だったかは覚えてませんが、今は

ABBYY FineReader PDF

というものが該当しそうです。

まとめ

では、これは、普通にOCR化をするのと何が違うのかというと、

  1. 画像の中の文字を認識して、
  2. 検索できるようにするだけでなく、
  3. ちゃんと文字として変換可能にし、
  4. 元原稿中の画像の中のレイアウト位置にできるだけ崩さないで配置され
  5. ワードやエクセルに再現

してくれるというものです。

そこで製品やバージョンの機能説明を読む際に注意したいことは、

  • OCR化できる⇒検索だけじゃなく、書き換えもできるか?

OCR化しても、文字を認識できるようにするだけじゃ意味ないので、それを削除したり修正、変更できるかが重要です。

追加で新たに文字を記入することはリーダーでもできることが多いです。

  • ファイル変換できる⇒画像としてではなく文字として、またレイアウトも保持するか?

ファイルをPDFからワードに変換したとき、PDFの内容を1つの画像としてワードに貼り付けるだけのこともあるので、ちゃんと読み取れて書き換えられる形で変換するか。

また、元原稿の配置通りにレイアウトを保っているか。

 

これらに注意してそれに合致するソフトが見つけられれば、

テキストが画像として貼り付けられているPDFの文字を直接編集できるか?

という問いの答えはYes!です。

というのが今回の最終的な結論になりますね。

ついにうちもバリアフリー・・・って誰のため?

最近、設置しました。

こんなのとか、

とか、作っちゃいました。

誰のためでしょう?

一つ目の写真は普通に部屋と隣スペースとの間の段差。

二つ目はキャットタワー周りの写真です。

もともと、

こんな感じの足回りだったんです(不覚にも逆側の足回りのビフォー写真を撮り忘れていた)

段差があるのでそれを軽減したということです。

まあ、話の流れから分かったと思います。

 

はい、ロボ君用です。

初代ロボ君は、一部屋を掃除するのに30分ぐらいかかっていたので、しばらく放っておいて、終わった頃に抱え上げて次の部屋へ連れて行き、そこでまたドッグランならぬロボ君ランさせておけばよかったんですが、2代目は、前回の記事のとおり掃除の要領がよくなり、一部屋にかかる時間が格段に短くなったので、ひと部屋終わってすぐ次の部屋ってやってたら、忙しいんですね。

ホームが各部屋にあるわけではないので自動的に止まってくれない。

タイマーでもついていたらいいのに。

だから、できるだけ部屋を繋げて抱え上げる回数を減らしたいという思いで作ったのです。

キャットタワーの下の段差や足回り固めは、部屋の連結とは関係ありませんが、座礁防止のためです。

段差部分や足回り部分に関しては、下のボード厚が2センチほどで、進入角度によって乗り上げられたり上げられなかったりで、座礁するケースが多かったのです。

足回りは、前はダンボールでカンタンな壁を巡らしていたのですが、ダンボールが薄く取りつけも弱かったので、ネコたちにかじられたりおもちゃにされていたんですね。

だから、今回はゴッツイものにしまして、ロボ君にもネコたちにも壁と認識してもらうようにしました。

逆に、タワー下には今まで物が置いてあったのですが、それを撤去したため、どうせならその上も掃除してもらえ!と思ってバリアフリーにして登れるようにしました。

ただ、ロボ君は生活しているわけではないので、常時必要なわけではないんですよ。

キャットタワーの下はまあ常時あってもいいので備え付けたんですが、部屋の間はずっとあるとジャマなんですね。

斜面だけなら邪魔にならないかもしれませんが、斜面の側面の壁はジャマですよねえ。

でも側面壁がないと、またそこで座礁するから、はっきりとした壁や段差が必要なんです。

その点タワー下は段差も小さいので、逆に全体的に小さい段差をつけて扇状地をイメージした形状にしました。

写真の左側はなぜそうなってないかというと、最初にそれを思いつく前に、ストレートな階段を作ってしまったんですねー。

ダンボール板もあまり残ってなかったし、新たに作り直すのがめんどくさかったということです。

もしも劣化が激しかったりして作り直すことがあれば、両サイド扇状地型にするでしょう。

 

ということで、部屋の間のスロープはしっかりと固定するんではなく、掃除の時だけ置くことにしています。

ジャイロセンサーってすごい!

ところで、部屋を上から見た時のロボくんの動きは、基本的には平行移動です。

壁など障害物がないところでは斜めに移動することはありません。

前方に空白があればどんどん直進し、障害物があるとそれがテーブルの足ようなものであれば、それを避けるようにして元の直線上に戻ってさらに前進します。

ある程度大きな障害物があるときは、そこから折り返して来ます。

もしもその障害物の向こう側に床があってもとりあえずそこを壁として戻ってくるときもあります。

どうやら、通りながら障害物があるとそれを最初は壁のように認識しますが、それに手をつけてぐるーっと壁伝いに進み、元いたところに戻ってきたらそれが柱やテーブルの脚のようなものとして認識するようです。

いろいろな角度からその障害物にアプローチして、その形状やサイズを認識しているようです。

それらの軌跡を記憶していて、自分が通過したところはもう通りません。

そのように、効率的に部屋全体の壁を認識して、すべての床面を通過することが可能になるというものです。

そんな人のためのアイテム

まあ、そんなふうにロボ君が走行しやすいようにいろいろ考えて対策したわけですが、なかでも座礁防止に作ったゴッツイ沖ノ鳥島風の「壁」は、つまりロボ君除けなんですよね。

走行しやすいようにというよりも、近づけさせないためのもの。

そういうシチュエーションは、例えばペットのエサや水の周りなどが考えられるとおもいます。

ですので「規制線」のような役割をするものがもちろんすでに考案されていて、ロボ君のアイテムやガジェットとしてオプションがあるんです。

ロボ君には階段などから落ちないように床向きにセンサーが付いていて、そこで段差を認識することができるのですが、それに反応する「境界線テープ」というものがあるんです。

なんか、ドラえもんひみつ道具にありそうな機能をもったものですが、こんな感じで見えない壁を作ってくれます。↑

 

境界線を同梱したこういうセット↑もあります。

そして、それよりも便利なのかどうかわかりませんが、赤外線を放射し、バリアーを張るというものもあり…と思って名称を調べてみようと思いましたが、なくなってしまったんですかね?

つい最近まであったんですけど。

見当たらないですが、単に赤外線を放射させる置物を使って、ロボ君の侵入を防ぐものなのですが、やっぱその範囲は円形になってしまうから便利なのかなーと思っていたらいつの間にか扱わなくなってしまった感じです。

上には上がある

とはいえ、最強なのはマッピング機能搭載型でしょう。

 

正直、上のキャプチャーでは細かいことは分からないと思いますが、要するに、この機種のロボ君にはレーザーセンサーがついていて、部屋の間取りや家具の配置を把握する機能です。

さらに、進入禁止エリアとかもスマホで設定できるというのだから、「沖ノ鳥島」を作るよりも簡単ですよね。

ただ、うちとしては、別に要らないなーというのが付属しています。

それは何か?

なぜか、マッピング機能はハイブリッド式にのみ搭載されています。

つまり掃除機と水ぶきができるモデルにしか搭載されていないようです。

まあ、必要ないなら使わなければいいだけですけどね。

よく考えたら、Dibeaもハイブリッドでしたけど、結局水ぶきには一度も使いませんでしたから。

 

よかったら公式サイト↑を除いてみてください。

贅沢の極み

そして、理想がこれですよね。

上には上のさらに上。

以前にもちょっと書いたゴミ収集ステーション付き、でマッピング機能が入ってるモデルです。

 

フロアマッピングできて、ステーションがついている。

これならだいぶ面倒くささが軽減されます。

ただ、これがサブスクで月々2,300円。

前回書きましたが、普通に購入したら20万円...?

あれ?

違うな。

今、調べてみると7万円弱で売ってますね。

何を見ていたんでしょ。

確かにiRobotで、そのくらい高額なものがありますが、そこまで必要かどうか…。

いずれにせよ、このタイプでも7万円で買えるなら、ダイソンの掃除機を買うよりこっち買うんじゃないでしょうか。

前の記事を修正しときます。

ロボ君にみる働き方の変化

というわけで、一通りロボ君のお話をしてきましたが、今はサブスクの時代なんですね。

コミットメントの期間をできるだけ短くして様子を見る。

思わしくなければ契約を破棄できる制度はそういう意味では楽ですもんね。

人間も、終身雇用制から非正規雇用者が増えてきている今日この頃ですが、非正規雇用者もサブスクをすると雇用主の気持ちが何となく理解できてしまうのではないでしょうか。

これはやっぱり世の中があまりよくない方向に向かっていることの現れなのかもしれません。

eufy RoboVac G30 ロボ君の遠隔監視

さて、新ロボ君の使い心地ですが、本体だけでも操作というか、ONとOFFはできますが、アプリをいれるともうちょい操作ができます。

 

omoi-tameike.hatenablog.jp

 

そして面白いことがわかります。

興味のあるものだけ書きますと、まず、上の写真にも書いてありますが、スケジュール設定ですね。

これは曜日と時間が設定できます。

細かいカレンダーの日付けでのスケジュールはできません。

そして、掃除経路マッピングというのが一番下にありますが、これは今回ぼくが使っている機種にはついてません。

おそらく、これは前もって経路を指定するもので、上位機種向けのアプリだと思います。

この点についてはまた次の記事で書きたいと思います。

でも、実際に掃除した経路はマップというボタンをクリックするとリアルタイムで表示してくれるんです。

↓こんな感じ

それが面白いところですね。

今のところよくわからないのが、このスクショでは10m²を20分かけて掃除してますよね。

リアルタイムでこのマップを見ているとわかるのですが、だいたい1m²を1分かけて掃除するんですよ。

これは、スケジュール機能を使って10時から時間設定してやったんで、自動的に掃除を開始して、自動的に終わっているんです。

緑のポイントがホームで、白点がロボ君なのですが、全体を掃除し終わったところでこの記録はストップするようなのですが、掃除自体はなぜか継続して、20分間掃除し続けるんです。

ということは、放っておくと2周して止まるという感じだということになります。

もしかしたら、ファーストラウンドで、掃除しつつ部屋の全体像をつかんで、セカンドラウンドでもう一度全体を掃除するということなのでしょうか。

だから、最後にはちゃんとホームに帰っています。

そこがよくわからんところですね。

でも、このように動きが見えるのは結構面白いですね。

何がどう面白いのか?

これは説明しにくい!

う~ん

もしも、だれかに発信機を付けて、コナンの眼鏡のように発信機を取付けられた人の経路を見てる感じでしょうか。

それを面白いと思わないと、これも面白いと思わないでしょうけど、何ですかね?

誰かが、これからどっちへ向かうか勝手に想像して、それが当たってたり外れたり…。

お!あっちいったぞ!こっち来たぞ!って。

だから何なんだ!

それのどこがおもしろいんだ?

いや、それでも面白いんだが、誰か論理的に説明できる人いませんかー?

まあ、パターンが決まってるんである程度想像つきますからねえ…。

いつか飽きてくるのかな?