雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

困った大好物…手術になっても知らんよ…なんて言ってられない

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 前回の話はこちら↓から。

omoi-tameike.hatenablog.jp

「蓼食う虫も好き好き」という有名なことわざがあるように、人の好みにやや言うつもりはありません。まだ若いころはいろいろと自分と異なるものや事柄、興味を持つ人にいろいろ余計な口出しをすることがありましたが、だんだんと年齢を重ねるにつれ、理解できないにしても何も言わなくなりますよね。

でも、やっぱりその「好み」から端を発する問題がなければの話です。実害を受ければだんだんと口出したくなるし、手も出てきてしまいます。そんなとき、相手が理性のある人間ならば、話し合いによる解決が望めると思いますが、相手がネコだと、こっちが折れるか、力づくでそれを封じるかしかないんですよね。

しかし、また、「こっちが折れる」を選択したとしても、本人(ネコ)にとって良くないことだからやめさせたいということだと、折れるわけにもいかないわけです。

そんなお話です。

まずは、これ…

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何かわかりますか?

袋などの口を閉じるときに捻って使う針金です。

これは、タイショーが生涯を通して大好きだったものです。

これを持ってタイショーの前で上下すると永遠にぴょんぴょんしていました。これに関しては、人間に対しても本人にとっても何の問題もなく、どんな新しいおもちゃよりも遊んでくれるし、壊れないし、なくなっても次があるし、まあ、経済的なおもちゃでしたので、Win-Winなものでした。ホント、こういうものを好きになってくれてありがとうという気持ちでした。

そしておそらくタローとハナコの生涯を通した大好物となるんだろうなと思うものがこれです。

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これです…か?

??

???

ですかね?

はい。ビニール袋です。今では有料化になってしまった、スーパーで買物をすると貰えたアレですね。別に形や材質はあれに限定されているわけではなく、いろいろな商品の梱包材に使われるビニールやプラスチックの袋全般が大好きです。いや、袋に限らないですね。プラスチックですね。だからプチプチとかも大好きです。歯でプチプチ潰して遊ぶんならいいですけどね。違うからね。

「そんなの別にいじゃん」って思いますかね?

しかし、ただのおもちゃとして好きでそれとじゃれ合うだけならいいんですが食べちゃうとしたらどうでしょう?そう、文字通りの「大好物」で、あのシャカシャカした音を聞き付けると寄ってくるし、音がしない少し厚手の商品が入っている袋でも、見つけると最初はおもちゃのようにじゃれるところから始まって、ちょっと目を話しているとこんな感じに…

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もっと放っておくと、静かになって恍惚とし始めるんです。

それが続くと…

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こんな感じに。たぶん、この辺で見つければまだOK。少し硬めの袋だとパチパチと牙で貫く音を立てて噛むんで、近くにいれば気が付きます。

初めの頃はまさか食べると思わないので、そのままやらしていたら、気がついたら部分的になくなっているんです。食べてるんです。そうと知ってからは、もちろん目の前で噛み始めたら抑制するけど、人の目を盗んでやっているところを見つけるとその残骸を見てびっくりするんです。だいたいこんな感じになって発見されます。

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硬い袋だったらまず穴だらけ。それぐらいならまだいいですよ。柔らかいスーパーの袋は角がなくなっていることがあるんです。

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基本的には噛みちぎっていると思いますが、ベタベタした感じからすると、溶けているんですよ。その状態を発見したあとは、どのくらい食べちゃっているかを残骸から推定し、ヘアボールのようなものと一緒に早く吐き出さないか観察して、出てきたらその量から、破片がすべて吐き出されたかを確認しています。

ただ、どちらがどの位食べているかはわからないので、2匹分の総量から想像するしかありません。毎回ちゃんと吐き出してくれるならまだ「こっちが折れて放置」という選択肢も無きにしも非ずですが、もしもこれが腸に流れ込み引っかかったりしたら事は重大です。完全に解けてくれているならいいけど、それはそれで有害な成分を吸収してしまってはまた別の問題になりかねません。

だから今は袋となるぐらいの薄さのものであればプラスチックでは遊ばせません。

だからゴミ箱とかは要注意。まず蓋が必要で、袋のヒラヒラがゴミ箱からはみ出さないようにする必要があります。そして自治区が資源ごみとして分別するためのプラスチックごみが入った袋は、ある程度嵩むので戸棚の中に入れています。しかしそれが開けられてしまうんです。

一度知ったら永遠に繰り返すのがネコの習性。そこで対策が必要になってくるんです。いわゆるチャイルドロックを使った対策です。

それが次回の話です。