自分で言うのもなんですが、子供なりにアイデアに富んでいました。今思えばもったいないと思うのが手先のないカラー軍手。ぼくは小中学生のころ野球少年で、冬の寒い時にはカラー軍手をはめて野球をしていました。しかしボールを投げるたびに指先がボールと擦れてそのうち穴が開いてしまいました。軍手の消費が激しくなりそうだったので、破れた第一関節から先だけを切って使っていました。しかし、洗濯すると指先がほつれてしまうのを母親がうまいこと編んでくれてそれでしばらく新調しないで済んでいました。
それから数年後ぼくはスーパーかどこかで指先のないカラー軍手が売られているのを発見しました。きっとぼくがそんな軍手を使っているのを誰かに見られたんだ!あの時特許を取っていたら…。少年ながらそう思ったもんでした。
志村けんさんが「カラスなぜなくのカラスの勝手でしょ~」も近所の子供が歌っているのを「横取り」したということを聞いたことありますが、同じような感じかと思います。もしかしたら友達のお父さんかお母さんが見ていたのかもしれません。