先日見つけたPodcastで今日も面白いのをやっていました。Dangerous food(危険な食品)というタイトルで食品添加物についての興味深い事例についての話です。
今回のトピックは、我が家でも注意している食品、食材、食事に関することですが、製造する側が思いもよらぬところでとんでもないものを添加していたという話でした。ここで話題に上がっているのは1960年代のカナダのケベック州といった一昔前の異国の話なので、怖いながらも、日本では…または今ではこんなことはもう起きないだろうと思いながら聴いていました。
どのような話かというと、ケベック州のある街で、とある共通点をもった何人もの人々が同じような、しかし普通ではない奇妙な心筋症を引き起こして亡くなっていきました。
これについて話すと、一種のネタバレになるのかな。あとでゼロの先入観で聴きたいという方のために、念のために警告しておきますね。英語のレベルとしても、所々わからない単語が出てきますが、大筋(90%以上だと思います)では聞き取れました。やはり自分が少しは興味を持っている話題の話は何か「核」のようなものが自分の中にあってそれに吸い付けられるように理解できていくのでしょうか。政治の話とかになると疎いので単語や文章自体聞き取れても、その意味することが分からず、理解度50%ぐらいになりますからね。
************
Stuff to blow your mind
Dangerous Foods: Adverse Additives
https://www.stufftoblowyourmind.com/podcasts/dangerous-foods-adverse-additives.htm
************
ポッドキャストアプリ
BeyondPod:http://www.beyondpod.mobi/android/index.htm
************
************
************
************
ネタバラシ
その原因となるのが、なんとビールだったんですね。それもある特定ブランドのビールです。それしか飲まない、しかも大量にその一種類のビールを飲むという人ばかりがこの病気を引き起こしていたのです。
かいつまんであらすじをお話ししますと、このビールメーカーが地元の酒場で提供している生ビールの泡の立具合がおかしいことに気が付き、それについて調査したところ、ビールジョッキにうっすら残ったグラス洗浄剤が泡立ちを抑えているということを突き止めたんですね。そこでメーカー側はそんな洗浄剤にも負けずに泡立ちを安定させるためにコバルト塩を添加したのですが、そのビールばかりを大量に摂取していた人の体にはコバルト化合物が積もり積もっていき、健康被害をもたらしたという話でした。
さらに他の金属が人体に影響を与えた例として、いろいろな健康被害を同時に引き起こしたある人の事例も紹介されていました。その健康被害の原因を調べたところ、その人は人工股関節をインプラントしていたらしく、人工関節に使っていた金属が摩耗し、その微細な金属片が血管を通りいろいろな悪影響を与えたということのようでした。
いずれも少し古い事例なので、現代医学ではだいぶ改善されていると思いますが、まだまだ未知の健康被害もあるのではないか、それも知らないで毎日摂取していたらと思うと少しだけ不安になります。それにしても日本でも水銀による公害がありましたので、重金属が体に及ぼす影響って大きいんだなと改めて思います。
そんなお話を聴きながら約1時間のウォーキングをしていました。