チョコレートも他のスイーツと同様、世の中に溢れていますが、とにかく種類が多いですよね。でも、種類が多いということはそれだけいろいろ「混ざっている」ということだと思いませんか?それも必要ないものが…。
基本的にチョコレートはカカオマス、シュガー、カカオバターの3つがあれば製造できるようです。というのはこれらだけで製造されているチョコレートがあるからです。それがこのチョコレート。成城石井やインターネット上でも販売されています。
ヴィヴァーニ オーガニックダークチョコレート 75%(80g)【ViVANI(ヴィヴァーニ)】
この原材料を見てみましょう。
少量の添加物の多様な摂取源
このとおりです。素晴らしい。これだけで作れるにもかかわらず、世の中のチョコにはいろいろなものが入っています。もちろんそれらが入れられる目的があるから入れられているのですが、それらには健康面でできれば警鐘をならしたいと思うものが含まれています。もちろん国家が認めている食材なので継続摂取、大量摂取しなければOKといったものなのでしょうが、毎日口にする様々な食品に含まれていることが多いです。それならなにかしら健康被害についての議論が持ち上がる添加物の添加がこういった表示で認識することが可能である限り、避けたいというのが我が家のスタンスです。特に外食やスーパーなどでテイクアウトできる弁当などは全くわかりません。そういう摂取源から仕方なく摂取してしまうことがあるため、避けられるのであればできるだけ摂らないようにしようということになりました。
乳化剤は製造を効率化する添加物
その添加目的は、味や食感の差別化を除けば、例えば乳化剤とは界面活性剤の食品バージョンのようなもので、チョコレートの場合、練っている間に粘度が低下していくのを防いだり、脂肪分がにじみ出るのを防ぐために使用するなど、水性と油性の食材を手早く均一に混ぜるのに使うもののようです。
乳化剤とはそういった作用をする添加物の総称でいろいろな種類があり、その健康への悪影響の懸念は、合成添加物や天然のものなど何を使用しているかわからないという点にあります。動物実験では「脂肪肉芽腫ができた」とか、「ネコに注射すると呼吸が止まり、血圧が下がった」という報告もあるようで、直接的に危険とは言えずとも他の合成添加物と複合的に使用した場合の健康への影響が不明というところが気になるのです。チョコレートの場合、使用される乳化剤には大豆由来のレシチンというものが多いらしいですが、その大豆が遺伝子組み換えのものかもしれません。とにかくどんなものを使っているかわからない添加物ということでできるだけ摂らない方がいいという考えですね。そしてそれらを入れることにより製造時間を短縮させるなど原価を下げることができます。
入れなくても商品として成立する添加物
さらに植物性油脂はくちどけをよくするため。香料は言わずと知れた香りや風味のためです。差別化するためにそういったチョコレートとしては特に無くてもなりたつものをいれているということです。
確かに物珍しさとしては興味をそそられますが、我が家ではそのシンプルさこそが一番おいしいと感じますし、シンプルなりにメーカーごとに配合量がことなるし、原材料も違うのでそういったところで楽しむことを選択しています。
原材料が少ない分それぞれの品質が大切
なので原料が少ない分、一つ一つの原材料のそのものの品質が大切になりますし、さらに製造しにくい、時間がかかる、それゆえに価格が高くなり、それでいて味がシンプルというものになるのだと思います。音楽で言えば3ピースバンドみたいなものでしょうか。ドラム、ベース、ギターだけで奏でるシンプルな構造ながらそれぞれの質や技術が人を魅了する上で大切ということです。
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これ以外に、チョコレートに関して求められるのであれば選択するものはフェアトレードです。 生産者から消費者に届けられるまでの間でフェアに取引がされていることを認証されているチョコレートのことです。とにかく関係者が皆Win-Winでお互いが満足できる状態でこういった高品質な食品を享受させていただきたいという思いがぼくらにはあります。
これを“パス”しているチョコレートはまた別にありますが、あまり目にしないのでまた購入したらご紹介したいと思います。