雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

ニック式英会話(1)最近お気に入りのYou Tuber英語講師

中学生になって勉強を始めて、アメリカにも滞在して曲がりなりにもコミュニケーションが取れるようになり、ありがたいことに今では仕事をもらえるようになった英語。

今は、海外で生活をするぐらいの英語には困っていません。

しかし日本語と同等に英語を運用できるかというと、そうは言えません。

時制や冠詞に関して、聞いたり読んだりするぶんには問題ありませんが、正確に話したり書いたりする際に完璧に操れるかというとやはり日本語との差は出てきます。

ぼくが「てにをは」の間違いを感覚的に指摘できるぐらいの感度で、英語の時制や冠詞の使い方が正しいかどうかの微妙な感覚を得ることはできないということです。

世間ではというと、日本には英語ができずに、英会話ができたらいいなと思っている人が多く、そういう人向けの教材がゴロゴロしていますよね。

ぼく自身そういう教材は必要としませんが、英語関連のページには興味があるからググったりするんで、グーグルさんやFacebookさんが勝手に「興味あるでしょ?」と言わんばかりに広告やおすすめ動画を挟み込んだり表示してくるんですよね。

広告の最初の数秒は相手にせざるを得ず見るのですが、多くはやっぱり胡散臭いとか、「はい、はいあれね」という触れ込みのはすぐにスキップします。

ただ、先程の「時制」や「冠詞」などについての解説動画は気になります。

とても興味深いYouTuberや講師の人で、波長が合いそうな人もいて、何人かはチャンネル登録しています。

その中で最近はまっているYouTuber(と呼んでいいのかな?)の英語講師の方がいて、ぜひスポットライトを当ててみたいと思いました。

それがニックさんというオーストラリア人の方です。

英語講師の見極め

上でも書きましたが、一応ぼくは英語は生活には困らない読み書き会話ができます。

しかし、やはり完璧とは堂々と言えないんですね。

聴き取りの面で言うと、ディズニー映画のようなはっきりした英語を話しているものは大方聴き取れますが、ちょっとやんちゃな登場人物や効果音の多い映画は字幕なしでは、聞き取れないところが多いです。

そして文法的な面で言うと時制と冠詞は基本的なことは分かっていますが、正式な文法や例外、間違っているが実世界では許容されて使用されている方法(俗に言う生きた英語)などは、やはりネイティブの方に確認を取らないと自信がないところがまだまだあると感じます。

だから英語レッスンを提供している動画をたまに見るんですが、気の惹き方が見え見え(そのつもりなくても)の人はすぐ離脱してしまうんです。

ホント、切り口や、プレゼンテーションって大切ですよね。

それぞれのリスナーさんに、合う合わないの講師がいると思うので、何とも言えませんが、このニックさんに「拒絶反応」を起こす人は少ないじゃないかと思います。

ニッチなニック

ニックさんがトピックとして選んでいることの多くは、もちろん英語学習ではよく話題にされることなので、はじめは気に留めなかったものが多いのですが、試しに見てみるとその解説は結構深いところにまで言及し、実際、感覚で理解したつもりになっていることとか、ナアナアになってちょっと不安定な理解をしていたこととかにまで触れているものがあるんですね。(ぼくだけかも知れませんが…)

そういう意味でニックさんが対象としているのは主に英語初心者だと思いますが、そうでない人でもためになることが、あちらこちらに散りばめられていると感じます。

言語の知識は、ある程度システマティックに習うと思いますが、教科書の違いだけでなく、出版社や筆者が複数あればそれぞれの単元の分類の仕方や深さも異なります。

それらの違いのニッチなところもうまく突いているんだろうなあと感じているのです。

何となくわかってもらえますかね。

という訳で、次回の記事から、ぼくにとって、勉強し飽きたというか、勉強しても感覚を得るまでわからないであろう永遠のテーマだと感じていたことに新たな風を送り込んでくれた(日本語合ってる?)ニックさんの動画をいくつか紹介したいと思います。