雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

掛山ケビ志郎の大発見―冗談のような「実践的」発音学がおすすめ!

数年前から少しずつ有名になりつつある掛山ケビ志郎という3人組を知っている人はどのくらいいるだろう。

この名前にピンと来なくても、写真を見たら「見たことある!」と言う人は少し増えるでしょう。

 

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彼らが英語とコメディーを融合したYouTubeを発信しているのが、このKevin’s English Roomだが、音楽も出しているそうです。

一度AbemaTVに出ていたのを覚えています。

さて、ぼくが彼らのことを知ったのは、1年ぐらい前ですかね、下の動画を見つけた時でした。

YouTubeをパラパラしていて見つけた動画を思わずクリックしたところから始まりました。

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英語のかなりの上級者でもこれは発音するのも、聴き取るのも難しいことだと思います。

この番組の主役であるKevinさん曰く、ネイティブはこの違いをはっきり認識していて、聞き間違えたり言い間違えたりすることはないというんです。

Kevinさんのことを知らない方のために少し紹介すると、彼の生まれはアメリカ。中学卒業まではジョージア州を中心にアメリカにいて、高校から日本に来て大学を卒業後社会人を経て今はインフルエンサーとして活躍している日系アメリカ人です。

外見は日本人ですし、日本語も日本人そのものです。

彼の話しっぷりを聞くと、英語も完璧なネイティブです。

まあ、ぼくには人が英語ネイティブかどうかを公に断定する資格はありませんが、少なくとも日本語の発音やイントネーション、英語の「サウンド」から、彼の頭には日本語と英語の両方のOSが備わっているように感じます。

どうやら日本語の読み書きは苦手のようですが、語彙などの単語数が少ないというだけで、会話する上で文法的に不自然さがない日本語は普通の日本人と同レベルとみていいと思います。

そんな彼がこのYouTubeのホストを楽しくしているんですね。

彼だけでなく両サイドのやまちゃん(左)とかけちゃん(右)を含め、イヤミがまったくなく視聴者や相手に対する配慮がとても行き届いた会話を繰り広げるところが、この動画を途中で離脱することなく、更には今でも他のYouTubeに手を伸ばしている大きな要因です。

1つだけ、KevinさんはFXXXやSXXXをぼくにしてみたら必要以上に多く連発する(特にPodCastで)ので、そこだけがちょっと気になりますが、ユーモアを持って、中2病のように互いにじゃれ合っているようなかわいいコンテクストで使っているので、誰かが本当に不快に思うことはないのかなという感じですかね。

とにかく、そんな彼らがそんなKevinさんのバイリンガル具合を使った面白い英語の検証企画をたまにやるんですね。

先程の動画もその一つです。

どうやったらカタカナ語がネイティブっぽく発音できるか。(「ホットドック」を「ホッダ」と言うだけでホンマモンっぽく聞こえる)

そのカタカナ英語本当の意味はXXXだよ。

みたいな感じのものです。

もちろん、彼らは言語学者じゃないので、深い研究により実証されたものではないですが、普通の英語利用者にとっては用を足すのかもなと思われるものがいくつかあります。

その中で、これはかなり実践的という意味で役立つのではないかと思ったやつを1つ紹介しようと思います。

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よくカタカナの「ア」と「エ」の間の発音と言われる

/æ/

の発音です。

ここでは英語ができないとされている、かけちゃんがどれだけうまく言えるようになるかということで「検証」しています。

要は、要所要所で鼻声にしたらっその発音になるというわけです。

自分でもマネしてやってみましたが、結構いい線行けると思うんですね。

鼻声にするのが難しいなら鼻をつまんで、発音しながら、空気の通り具合を体感してどうしたら近くなるかと研究したらいいんじゃないかと思いました。

ぼくも彼らのような友達がいたらいいなあと思える3人組なので、これからも応援したいと思います。