雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

お掃除ロボ ― Dibea D960

この世に、自動で掃除をしてくれるお掃除ロボットが登場したときは、なんか頼りなさを感じていたのは僕だけでしょうか。真四角な空間ならまだしも、部屋って結構入りくんでますよね。それに部分的にカーペットとか敷いていたら高低差もそれなりにあるし・・・。つまり、ちゃんとキレイになるんだろうか、結局丸く掃いて終わりじゃないのって根拠もなく疑っていたんですよ。

それが今では結構多種多様。丸いのから三角、四角、D型と色々出てます。

そんなこと思っていた我が家にもやってきたんですね。

うちには、猫がいるため、毎日掃除機を掛けているんですが、よくデパートや新幹線の清掃員が使っているハンディータイプの中でもさらに軽そうなタイプを使っています。軽い掃除機とはいえ、やっぱり重労働だし、何よりあまり生産的とは言えない(あくまでも掃除している本人の主観です)その時間がもったいないということで、一度ロボットを試してみようってなったんです。もちろん「お試し」なんてもんないので普通に買ったのですが、それが今回紹介するDibeaのD960です。いつものごとくポイントで購入です。

Dibea ロボット掃除機 D960 超静音 高性能 薄型 水拭き 乾拭き 自動充電 衝突防止・落下防止 自動掃除機 ペット 安い お掃除ロボット【送料無料】

f:id:Cenote:20201112151712j:plain

これを購入するにあたり、いつものごとく、いろいろ調べたわけですね。そして猜疑心を拭いきれていないロボットにそれほど投資する気にもならなく、お手頃なものを探していて行き着いたのがこのD型お掃除ロボットなんですが、聞くところによると、これは中華ダイソンと言われているらしく、性能には定評があるらしいんです。

早速使ってみたところ、もちろん本家ダイソンは使ったことないし、他の機種も使ったことないので比較はできませんが、かなり満足のいく仕事をしてくれています。

f:id:Cenote:20201120002313j:plain

こんなふうにこれくらいの入り組んだところなら入ってくれます。

注意しなければならないのは、床を這っているコード類ですね。コードがピンと張っているか重みがあれば乗り越えてくれますが、そうでないと、左右の前部についている回転ブラシに絡まって止まってしまいます。

動作で「いいね!」と思うところは

  • 電池が長持ち:2時間から2時間半連続稼働。
  • 部屋の隅っこのゴミを拾ってくれるうえ、失くしたと思っていたものを見つけてくれることがある。
  • タイヤがオフロード車のようになっていて、かなり力強くグイグイ進むので、ボディーサイズが許す限り、どこへでも入っていき掃除して出てくる。
  • ちょっとした段差(1.5センチ)なら乗り越える。それ以上は壁と見なして曲がる。
  • 逆に大きな落差があるところへは落ちない。
  • 障害物を感知する赤外線センサーが前部に8個と左右の角近くにひとつずつあり、それらで感知できない場合(細いものなど)のためにバンパーがついている。よって接触する前に感知するときとぶつかることで感知するときがある。

動きのパターン

  • 一行、行って一行ずらして帰ってくるを繰り返すパターン。イメージとしては、水泳のレーンを掃除するとして、「第1のコース」を行ったら「第2のコース」で戻り、「第3のコース」でまた行くって感じ。
  • 壁に達したとき60度や90度、120度ぐらいの角度で右ターンや左ターンを繰り返すパターン。
  • 壁に沿って右回り、左回りと進むパターン。

これらが、ある一定の回数ずつ繰り返される感じです。

あと、特にうちでは使っていない機能として

  • 一か所を念入りに集中して掃除するよう指定
  • 床拭き機能(350mlのタンク付き)
  • 時間指定
  • リモコン付き

があります。念のためリモコンをご紹介しますと、本体はこれです。

f:id:Cenote:20201130151220j:plain


時間やスケジュールなどの設定ができます。おもしろいのが、矢印ボタンを使うとラジコンカーのように使えるところですかね。ただ、左右のボタンは、押している時間に比例して角度を変えるわけではなく、向きを一定の角度に変えるだけなので、車のように微妙な操縦はできませんよ。

ロボットを使い始めて2か月ぐらい経った今の感想としては、「この価格で、これだけしてくれたらいいんじゃないの」と思います。でも確かにこのロボットには、動きに無駄があります。

もしかしたら10万円とかする機種は、ちょっと手を出したくなるような動きをするようなところで、もう少し効率的な動きをしてくれるのかなって思ってしまいました。

高価なロボット掃除機の宣伝をちらっとみると、天井の形を読み取ってルートを計算するとかあるみたいだけど、部屋の形とか記憶してくれてるんだろうか。床にはものが置いてあるし、日によって置かれているものが違うときもあるからね。その辺も考えてくれるのだろうか?わかりませんけどね。あとは、センサーがもっと精密なのかなとも想像しています。

ちょっと手を出したくなることの例

このロボットの動きをじっと観察していると、先ほどのように動作パターンの種類が限られているので、

「あ、そこ右に曲がればいいのに!」とか

「もうちょい緩い角度でターンすれば通れるのに!」

と、手を出したくなるシーンが頻繁に出てきます。究極は、家具の配置によりセクションがあるとその中でグルグルするときです。特に狭小エリアに入ると、走行距離が短すぎてターンしてもどのパターンか見分けがつかず、跳ね返る壁の位置も同じようなところになるので、同じような行動を3~4周繰り返すのことがあるのです。しばらくして、パターンが切り替わり、左右のターンが変わるときに進路が変わるので、うまく行けばその場を脱するという感じです。エリアを脱したときは、ある種のカタルシスを覚えますね。

総じて言えば

結構同じところを何度も掃除していることもあると思います。でもゴミの溜まりやすい壁際はこのD型のおかげかキレイにしてくれます。そして最終的には全面を掃除してくれるので、ある程度の時間は放しておくのがいいと思います。初めのうちは面白いので動きを見てしまいますが、基本的には一人で黙々と作業をしてもらって、それを見ないことですね。先程もいいましたが、こういう評価がいいのかわかりませんが、この価格でこれだけのことをしてくれれば導入してよかったといえます。マイナスイメージでスタートした分今のロボット掃除機の「株」は結構あがっているといえそうです。でもやっぱり5万、10万のものは贅沢ですかね。