謎かけ風にしてみましたが、単に知っているかいないかだけの話です。
今回は、単純に「へー」と思ったことを書こうと思いました。
散歩の際に聴いているポッドキャストで、だいぶ前に紹介した
Stuff to Blow your Mindというプログラムを聴いていました。
Stuff To Blow Your Mind: The Facsimile, Part 1 on Apple Podcasts
で文書の複写についての歴史を扱っていたもので、ちょいネタに書けるかなと思って拾ってみました。
さて、その心は何でしょう。
「どちらもポリグラフ(polygraph)です」
「あっそ」
って人が多いのかな?
それとも、
「そりゃそうでしょ」
ってなる人が多いのでしょうか。
ぼくにとっては「へー」だったんですが、なぜかというと、まずウソ発見器って英語で言うとそのままlie ditectorですが、ウソを発見するのにポリグラフ(polygraph)っていう装置を使っているという認識まではあったんです。
っていうのは、よくドラマや映画で耳にしていたからです。
ただ、ポリグラフって具体的に何だかは知らなかったし、ウソ発見器とポリグラフは似ても似つかぬ名前だなあと、すぐに結びつかない両者というイメージがありました。
つまりその二つの関係って何?ってずっと頭の片隅で思っていて、今回その話を聞いて、調べてみるまで知らなかったので、それがわかって、まず、「なるほど」となりました。
それがコピー機の祖先と同じ名前だってことを聞いて「へー」と思ったのでした。
ウソ発見器=lie ditector⇒ポリグラフ
アメリカの刑事ドラマ(今、Cold Caseにハマってます)をよく見る方はご存知の方も多いかもしれませんが、「容疑者をウソ発見器にかける」というのを、「容疑者をポリグラフにかける」と言って、ポリグラフはウソ発見器の代名詞になっていますよね。
映像を見てると、たまに映ってないですか。
地震計みたいに動く紙の上に置かれたインクが付いた針が上下(左右?)に振れてギザギザのグラフを書くアレです。
最初は何で「ポリグラフ=ウソ発見器」ってなるんだ?って思っていたんですが、どうやら、ポリグラフは、人間の複数の(ポリ)生理的な反応を記録(書き出す)する(グラフ)機械のことなんです。
それを、ウソを発見するのに使っているということ。
ということで、ポリグラフは「身体の複数の計測を行う」装置で、ウソを発見する用途にも使っているということだとぼくは解釈しました。
なるほど。
コピー機の元祖
今回の肝はここからです。
次にコピー機の祖先の話ですが、今やデジタルの技術を使えば何でも簡単に複写することができ、アナログだとしてもコピー機を使えば簡単に文書をコピーできますよね。
しかしその昔は原本しかなかったわけで、その複写を作るというのは難しかったわけです。
そこで、発明された複写機の原型がポリグラフというものらしいのです。
複写機の原型といっても、現代の、すでに書きあがっている文書を「コピー」するのではなく、原本を手で書くときに、同時に同じものを作成する装置として発明されました。
イングランド人のジョン・アイザック・ホーキンスという人が発明したもので、その装置をポリグラフと呼んだようです。
元アメリカ大統領のトマス・ジェファーソンが大々的に使っていたという話が残っているようですよ。
ではその装置がどういう仕組みなのかというと・・・、ぼくの理解を簡単に描写してみます。
マジックハンドのようなものの一方に取り付けられたペンで文字を書くと、もう一方の端に取り付けられたペンが同じ動きをして複数(ポリ)の文書を同時に書く(グラフ)というものです。
想像力の豊かな方にしかわかりにくい説明だったら申し訳ありませんが、気になる方はご自身でお調べ下さい。
何がポリか?
まあ、そんなまったく違う用途のものが、そんな感じで同じ名前で呼ばれていますので、もしかしたらぼくはどちらかがどちらかの祖先かなと思いました。
用途が違うのでせめて、お互い遠い親戚にでもなるんじゃないかと。
そこで調べてみたんですが、どうも各々が別々に発明されて発展したような印象です。
前述のとおり、「複数」を表すpolyと、「記録すること」や「書くこと」、「図」などを意味するgraphからなるポリグラフ。
いずれも何が「複数」なのかまでを名称に含めていないのでこういうことになっているだけというのがぼくの解釈です。
あまり深くは調べてないので今のところそんなところです。
「へー、面白いなー」と思ったので、ちょっと書いてみました。
さて、「なるほど」と「へー」の違いは?
驚きの差ぐらいですかね。
お後はよろしかったでしょうか?