細君からの注文を受けて約2週間…。少しずつ考え始めてやっと形になりました。
形は、壁についたカウンターのような机。それは決まっていましたが、どうやって設置するかです。壁や天井に何かをするというのは、結構面倒なんですよね。何が面倒かって、ねじやら釘やらを打ち付けられる梁などがどこを走っているかを正確に知る必要があるからです。壁が分厚いソリッドの木材だったら何の問題もないのですが、うちの壁は石膏ボードです。下地がないところに打てば文字通り「糠に釘」「豆腐に鎹」状態。「石膏ボードにネジ」です。そこで活躍するのが下地センサーなるもの。
こういうものなんですが、便利ですね。これを買うまでは壁をコツコツ叩いたりして音の高低であたりを付けてギャンブル的に穴をあけたりしてましたが、これがあれば2発で分かります。横にある黄色い「スタートボタン」を押して緑色の「準備OK」ランプが点灯すればそこからスタートします。
そこから横にずらしていき、下地が近づいてくると徐々に矢印が移動していきます。
そして、ピピピーという音とともに壁に矢印が投影されて、下地が始まるところを教えてくれます。
そこに印をつけ、次に逆側からも同じようにして動かしていきピピピと鳴るところに印をつければ、どのくらいの幅の下地があるかがわかるという代物です。
このモデルはさらに電線センサーもついているので、コンセントに繋がる電線などを傷付ける心配もありません。もしもそういう機能が必要なければ、下の赤いモデルでも行けます。少し安いです。
そんなセンサーを使って下地を見つけたら、ちょうどよい高さにするにはどこに打ち付けたらいいかを考える必要があります。ちょうどいい高さに下地があるとは限りませんからね。しかし机の希望の高さはあるので、縦と横に走る下地のどこにどうやってネジで締め付けるか考えるのに2週間ぐらいかかったってわけです。
それでできあがった机がこんな感じ。ま、棚みたいなものですね。壁はレンガの柄をした壁紙です。なかなかリアルですよね。実際に見てもリアルですよ。我が家は賃貸ですがDIYがOKの物件だったので引っ越してきたときに自分たちで貼りました。
少し窪んだ一人用読書/パソコンスペース。
下は衣装ケースで、その上に廃材を衣装ケースの大きさに切って乗せ、さらにこの上にタロウのしっこ防止シートやら緩衝材的なものを敷いていくので、色は関係なし。この廃材も元々は上の方が狭まった本棚で、それを一度バタフライテーブルに改造しましたが、それも需要がなくなり分解されてしばらく経ったもの。バタフライテーブルの写真も撮ったと思ったんですが、見当たらないのが残念です。