今回の投稿は先日のお隣さんのメーラー移行作業を、今後のために備忘録的に記録しておこうと思います。移行に当たってさまざまなブログを含むネット上の情報を調べてみて、ちょっと惑わされたところもあったのでそれらも含めて書いておきます。
目的:Outlook2010の入っているPC「A」からThunderbirdの入っているPC「B」へメールとアドレス帳の移行をする
今回はメールの移行までを記録。アドレス帳についてはまた後日実施します。
メールの移行までの紆余曲折
Outlookの.pstファイルを使ってはThunderbirdへは直接移行できないらしい。情報によってはThunderbird31.8以前のバージョンで移行し後でバージョンアップすると書かれていたが、同一PC内の移行を前提としているようだったため無理と断念。加えて、それに気が付く前にPC「B」にThunderbird31.8をインストールしそこにインポートのアドオンを入れようとしたが入らず。おそらくこの情報はかなり古いものではないか?
次にOutlookのメールをエクスポートツールを使ってemlファイルでエクスポートし、Thunderbirdのインポートのアドオンを組み込んでインポートするという手段を取った。
成功した手順
PC「A」のOutlookからemlファイルでエクスポートしたら、一つのフォルダーに入れ、USBメモリやドロップボックスなどを使って、PC「B」のデスクトップ上にコピペする。
現時点で最新のThunderbird68.2.2をPC「B」にインストールし、アドオンのImportExportToolsNG4.0.4を入れたところ、ちゃんと組み込まれた。このアドオンを使って実際にはフォルダーごとにひとつひとつ移行していくことになった。Thunderbirdをインストールご後、次の手順を踏んだ。
- PC「B」のThunderbirdで移行したいアカウント名でアカウントを作成し、メールが受信できる状態にする。
- ImportExportToolsNGをアドオンする。
- 移行したいアカウントに移行したいメールのフォルダーを作る。
- そのフォルダーの上で右クリックし、[ImportExportToolsNG]→[フォルダからすべてのemlファイルをインポート]→[フォルダのみ]を選択する。サブフォルダーも含めると上手く行かない。
- 該当するフォルダーをデスクトップ上のフォルダーから選択して[フォルダーの選択]をクリックする。
- Thunderbird上のフォルダーにメールが流れ込んでいく。
- 移行された送信済みなどのメールは、一度Thunderbirdで送信するとフォルダーが作成されるので、その中に移動すればよい。
次回は、アドレス帳の移行について書けたらいいと思います。