雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

タイショーに奇跡の一年を与えてくれたミラクルフード

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今日のテーマは、このブログをスタートした一つの理由でもある、我が家で以前暮らしていたネコの主(あるじ)、タイショーの病を乗り越えた闘病記録です。

実は、今日がそんなタイショーの命日なのです。

タイショーは2000年ベイビーとしてアメリカに生を受けた雑種のノラ猫でした。2017年の今日、17歳の誕生日を目前に他界するまで、いくつもの難局を乗り越えてきました。その中での終盤は最も大変でしたが、それを乗り越えた最後の1年はぼくらにとっては奇跡でした。人為的な延命措置をして単に生き永らえたとかいうのでしたら、奇跡でも何でもないと思いますが、そういうわけでもなく、食事を変えただけでかかりつけの獣医さんも驚くばかりの回復もあり、本人にとっても平穏に暮らせたんではないかと信じています。

そのように生き永らえた1年は今まで以上に愛情を注ぐことができたぼくらにとっては、タイショーからの素敵なギフトだったなという気持ちで受け止めています。

長期的な概要

2011年、東日本大震災当日の午前に尿道結石が発覚し緊急手術で摘出後、適切な食事を与えていたにもかかわらず2年後にまさかの再発。それとともに腎臓病との闘いが始まり、食生活を見直し、市販のエサの勉強をしました。2016年、一度はガリガリにやせ細って何も口にしなくなったところで、食事の“研究”を始めました。そこから体重も戻り大往生までは1年間でしたが、そのように復活させた奇跡の食事をご紹介したいと思います。

初めにお断りしておきたいと思いますが、ぼくは獣医でも食事療法士でも、ましてや料理人でもありません。単なるど素人が妻と一緒にタイショーを救いたい一心で調べ上げた結果なので、にゃんこ族の全メンバーに適用できるかはわかりません。単なる都市伝説のように聞こえるかもしれませんが、ぼくらにとってはこれが実際に目の前で起きたことですので真実です。この記事を発端に、同じような症状に苦しむにゃんこ族の誰かに一筋の光を差し込むことができたらと思い書き上げています。

どんな食事?

そんな食事はどんなものだったかというと、実はこの食事(フード)はどこにも売られていません。そうです。このフードは手作り食です。だからと言って険しい山の奥地に自生する薬草のようなものを配合しているわけでもなく、原材料はその辺のスーパーで売られています。どなたにでも手に入れることができるものです。しかも材料はたったの5つです。準備するのはいたって簡単。ただしこれを「毎日する」ことには覚悟が必要でした。

さて、その5つの食材とは:

  • さつまいも
  • 鶏のささみ/もも肉
  • にんじん
  • 塩分無添加の干しエビ(むきエビ)

これだけです。これをある割合で調合して毎日与えていました。これらの食材に行きつくにはかなりの栄養素的なリサーチをしました。言うまでもなく、食材はサプリと違い、いろいろな栄養素がいろいろな割合で含まれています。「この栄養が欲しいな」と思って、ある食材を選ぶとそれには不要な、または摂ってはいけない栄養素まで含まれているというジレンマがいつまでも付きまといました。

いろいろな食材の含有栄養素表とにらめっこし、最終的に行きついた適切で適量な食材の選択とマッチングはこれらの食材でできることを見つけ与えることにしたところ、日に日に戻って行くのがわかりました。

なによりも、消極的に与えるしかなかった低レベルな市販のフードが何とか喉を通るような状態でも、このフードを食べてくれたということが嬉しく、希望をもたせてくれたのでした。

 

次回は、これらの食材の調合の割合をシェアしたいと思います。