雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

One for All, All for One・・・ちょっと違うか?

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omoi-tameike.hatenablog.jp

(この記事は上↑の話から始まってます) 

 

オステオパシーの話は次回にするとして、ちょっとした前置きを書こうかと思います。

西洋医学と、オステオパシーやレイキのぼくなりの違いは何かというと、ザックリいうと、全体と部分ですかね。

全体 VS. 部分

「部分」というのが西洋医学で、専門性を追求しどんどん細分化して研究が進められる分野です。

つまり消化器科とか循環器科とか脳外科とかそういうふうに専門性を持たせてその分野に詳しくなっていくんですね。

それが医学の発達や発展というものなのかもしれません。

とはいえ、よく具合が悪いけど専門医に診てもらって、精密検査で異常なしという結論になるのはこの発展が裏目に出たと言えるんじゃないかと思うんですね。

それが何か?

それは次の「全体」という概念の方を考えてみるとわかるかもしれません。

ホメオスタシス

全体というのがレイキやオステオパシー、ついでにいうとカイロプラクティックも根本は同じだと理解しています。

ホメオスタシスという概念に基づいた考え方

簡単にぼくの理解を言うと、人間の体は大きな「一つ」の組織で、人間に起きた不具合はパーツで考えるのではなく全体でバランスを取ることを考え、不具合箇所の根本にアプローチするというもの。

なぜそう考えるかというと、人間の体が恒常性(ホメオスタシス)に従って自然治癒を行い、からだ全体でバランスを取ろうとするものだからということです。

簡単な例でいえば、口臭ですかね。

酷い口臭の原因が、実は深刻な便秘だったというような場合です。

口臭の場合、その原因の一つに、宿便期間が長すぎて、その行き場を失ったニオイ成分が腸壁から浸透し血管に入り肺や胃へ回り最終的に口から外部に漏れることになったというようことがあるようですね。

口臭の原因が、そこから遠く離れた部位の異常が原因だったというのも、口ばかりに注目していたらわからなかったものですね。

便秘という不具合によりホメオスタシスのバランスが崩れ口臭という結果で現れているんです。

もしもそういう原因の場合、歯や舌ばかり検査したりレントゲン撮ったりしててもわからないでしょうね。

だから、口が臭いということで口腔外科などにまず行くのはいいですが、行ったとしてもわからないかもしれないということです。まあ、ぼくが知っているぐらいだからそのくらいのことはわかるかもしれませんが、つまり人間の体調の不具合はその不具合箇所ばかりみてもわからないことが多いということで、それは精神(気持ち)にも及ぶこともあるかもしれません。

風が吹くと桶屋が儲かる

先程の専門医の精密検査で異常が見つからないというのは、そういうことですね。

ホメオスタシスという視点が欠如して、近視眼的にものを見過ぎていると、大切なことを見落とすんじゃないかというわけです。

部分的に見ても異常ないというのはそういうことです。

だから体全体を俯瞰して診断しないと痛みの根本は見つけられないという考えがホメオスタシスの根本にあると理解しています。

そういうことを考えていたら、「風が吹くと桶屋が儲かる」という言葉や、「バタフライ効果」といった現象を連想しました。

いずれも、原因と結果の場所がかけ離れていることの例えですよね。

総合内科

おそらく西洋医学でその概念を受け持っているのが総合内科かなと思います。

今の世の中、専門性が高いスキルがあった方がいい場合が多いかもしれませんが、この横断的な知識というのはとても重要だと思います。

総合内科は、以前のぼくには何でも屋というイメージがあって、失礼な話ですが、風邪をひいた時のお医者さんぐらいに思っていましたが、今は相当幅広い知識が必要でとてもクリエイティブな分野のお医者さんではないかと考えを改めています。

以前どこかのテレビ局で、名医を自負する現役のお医者さん数名が集められ、実際にあった病気の症例で、検査結果や症状から病名を推理して当てるという番組をやっていました。

それを見たときは、何かあったときは、まさにそれができるお医者さんに診てもらえたらいいなとおもいましたね。

レイキの能力 

そういうわけで、ぼくたちにはこのホメオスタシスという考えがとてもしっくり行くんです。

だからといってレイキの施術者が身体全体に精通しているかっていうとそういうわけではありません。その人の知識の差によりますが、基本的には施術者は手で身体の上をまるで金属探知機のようにホバリングさせることで、調子の悪いところを発見できます。

手足のように構造が複雑ではないところは、比較的ピンポイントでその個所を指摘できるようです。

しかしボディーのように体の前部と後部に重なり合って臓器があるところだと、「この手の下のどこかが悪い」ことはわかっても、その臓器を特定できないかもしれないし、特定できてもその臓器がどのように悪いのかまではわからないようです。

もしかしたら熟練度や解剖学の知識がある人はその辺を組み合わせてわかるのかもしれませんが、とにかく本人がそのように感じるだけらしくほんと不思議です。

そうやって見つけた箇所に「気」を送ることで疾患の種類に限らず、改善するというものです。

なぜ、気を送ると改善するのか?

そこはオステオパシーカイロプラクティックにも通じるところがあります。

ということで、オステオパシーの話を次回しようと思います。