雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

マーキングではなく…

(つづき)

タロウとハナコが1歳を過ぎた冬のある日、ベッドの上に布団を敷き、寝支度を整えているとき、タロウは布団の上でお漏らしをしてしまったのです。寝ているときその匂いで気が付きました。初めはマーキングを疑いましたが、マーキングは少量とのこと。タロウはかなりの量をしていたのです。

その後、忘れたころにまたしてしまいます。タロウが布団をほじくるようなしぐさをするところを目撃して、「あっ!もしかして!」となるのですが、ある日そういった前兆のような行動を目撃します。クンクン匂いを嗅ぎまわってサッとしっこ体勢に入るではないですか!それを目撃した細君はさっと抱き上げてトイレに連れて行きました。そこでシャー。何とか難を逃れました。

あの行動の時は怪しいことを学びました。これはもはや「お漏らし(出ちゃった。てへ!)」ではないことを。

そしてその後は毎晩布団を敷いたら厳戒態勢。しかし監視を怠らないようにしているつもりでも、彼の目を盗む技には勝てない時もあり、何度かしてやられていました。ある晩、またもやほじる日がありました。今度こそ!サッと抱えてトイレに連れて行く。ところがなんということか、トイレからピョンと飛び出し布団の上に、不意を突かれさらにベッドの遠くの方へ行ってしまったタロウを追ってベッドを迂回している間にシャー…。えーっ!なんで?!狙ってるやん…。

昼間はちゃんとトイレでしているのに…。トイレにもうんちは残さないようにしているのに…。この辺りからよくわからなくなりました。

 (つづく)