ミラクルフードの原材料は下の記事をご覧ください。
調合の割合と給餌量
では、そのフードの食材の割合と一日の給餌量です。
タイショーの体重が4,400gだったとき
一日のフード量:280g(100%)
- さつまいも:105g(38%)
- もも肉:65g(23%)
- にんじん:7g(3%)
- 塩分無添加干しエビ(むきエビ):3g(1%)
- 水:100g(36%)
これらを毎日満量用意するのが難しかったときは、サイエンスダイエットのK/Dウェットシチュー(82g/缶)を一缶与えて、残りを手作りにすることもありました。 その場合の割合が次の通り。分量(割合)が変わるのは、K/D缶に含まれる栄養素を加味しているためです。(商品は常に改良されていると思うので、当時の情報と誤差があるかもしれないことをご了承ください)
- K/D1缶:82g
- 手作り:209g(目標値は197.6gですが、その近似値として以下となりました)
- さつまいも:70g(33%)
- もも肉:50g(24%)
- にんじん:6g(3%)
- 塩分無添加干しエビ(むきエビ):3g(1%)
- 水:80g(38%)
準備方法
- さつまいもとにんじんは蒸かして柔らかくします。
- さつまいもは茶こしのような金物ネットを100均で買ってきてそれを使いました。蒸かして柔らかくした後、皮を取り除き茶こしの上に置いて指で押し出します。
- にんじんは肉を叩いて柔らかくする金物を使って潰していました。にんじんは量が少ないので気になる繊維だけを取り除く感じです。
- 肉類はそのままフライパンで煮る
- エビは上記の食材をすべて準備した後にその上で指で潰して振り掛けます。
メモ
この中でさつまいもは驚きの食材でした。ぼくらの知識として、ネコは完全な肉食動物なので、炭水化物は不要、もしくは消化できないものと思っていましたので、穀物の割合が多いフードはダメだと思っているほどでした。そう思うと穀物であるさつまいももアウトのはずでしたが、その他の栄養素をまかなうのにピッタリだったのです。それでとりあえず炭水化物(糖類)としての数値は無視して計算しています。
ところが後になって知ったことですが、ネコでもしっかり加熱処理されて糊状になった穀物であれば消化でき、食事の40%程度までなら問題ないという研究者もいることがわかりました。ネコはタンパク質からエネルギーを摂るらしいのですが、腎臓病を患っていたり、ある程度年齢の行っているネコはその過程で内臓に負担がかかるっため、タンパク質は逆に多くとらず炭水化物からエネルギーを得るフードの方がいいということです。そういう意見を鑑みると、いろいろな意味でピッタリだったんかなと思うようになりました。少し疑問を持ちながら与えながらも好影響をもたらした裏にはそういう理由があったのかもしれません。
次回は、この食材に行きついた経緯の詳細をシェアしたいと思います。