雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

ご年配の方のパソコン新調代行

やっと元お隣さんへのPCの「納品」が終わりました。

実際にお宅にPCをお持ちして、基本的にはインターフェイスの説明兼ハンズオントレーニングということになりました。Windows 7からWindows 10へ替わったりメールソフトをOutlookからThunderbirdに乗り換えたので、実際に触ってもらいながら説明したということです。インターネットにつなぎ頻繁に訪問すると言われるサイトを「お気に入り」に入れてそこからアクセスする方法や、プリントアウトの手順などなど…。

それにしても、まさかここでてこずるとは思わなかったことが、パソコンの起動の仕方と終了の仕方です。まず電源ボタンをすぐに見つけられない。ロック画面からパスワード入力画面を表示するために、画面のないところでクリックするか何かキーを押すということに瞬時に結びつかない。終了時は「スタート」ボタンから入ることや、続いて電源マークをクリックすることをすんなり行うことが難しい様子でした。その手順については付属の説明書に図解されているのですが、参照しながらその通りに行うという動作も難しいようでした。概して2段階のアプローチが難しそうですね。「なになにをしたい」それなら「これをクリックする」とかだったらいいのですが、「なになにをする」には「なになにをクリック」してその中の「なになにをクリック」するというようなことです。

ご年配の方のパソコン購入のヘルプということでお手伝いさせていただきましたが、パソコンが替わるということが、彼らにとってどれくらい負荷のかかることなのかということがよくわかりました。ぼくらにとって少しの仕様の変化を「そのくらい誰でも適応できる」と考えてしまい、Windows 7から10のパソコンを新調することや、Outlookを他のメールソフトに変えるということを、ゆっくり説明すればわかるだろうと思っていたことは大きな間違いでした。5~6回繰り返しても危ういパソコンの起動と終了の手順でしたが、時間的にも押していたので後はご自分で慣れてもらうしかありません。ただどうしても先に進まなければ電話で説明する旨は伝えてあまりがっかりしないように伝えてその場を去りました。

この方のお世話は、この方がパソコンをやり続けたいという意欲が続く限りこれからずっと続くことになりますが、この意欲を持ち続けるということが凄いと思います。ぼくの亡くなったおばあちゃんも自分ではできることが少なかったけれどやりたいことがたくさんあることがわかったのでできる限りの孝行をしてきたつもりです。何かを「やりたい」と思う人をサポートすることは気持ちのいいものなので、特に気負いをすることなくできるのでそこは幸いしています。