雑食思想の溜め池

生活していれば自然と湧き出て来る思いの数々。ここは、ぼくの中でゲシュタルト形成や拡張へ向けて流れ着いた、様々な興味の源泉からの思想が集う場所である・・・。と意気込んで始めたものの、だんだんとその色が薄くなってきました。

世代交代―ロボ君2世

さて、容態が回復の兆しを見せないことから、ついに世代交代を余儀なくされるようになったロボ君に急遽跡継ぎが必要になりました。

Dibeaの今までの働きにうちらはとても満足していて、いきなりの事態に交代要員を探しましたが、もうDibeaの兄弟は販売されていないようでした。

比較的安かったので、他にも安いものがあれば買うことを検討するしかないかなと思っていたのですが、やはり事態を予想していなかったこともあり、踏ん切りがつかないでいた時にふと「インターン制度」を思いつきました。

つまり、今、はやりのサブスクってやつです。

一昔前の?リースやレンタルと言うやつです。

これなら、契約期間中の修理は無料でやってもらえるし、2年ぐらい経っても問題なければそのまま無料で正社員として迎え入れることができます。

 

それで、お掃除ロボットのサブスクを探しました。

結果、レンティオというサイトでいろいろな家電などがレンタルできることを知りました。

そこではiRobotが月980円から借りれるというのを見つけ、コレだ!

と思って他にもレンタルされているいくつかの種類のお掃除ロボットを調べてみました。

おそらく知名度的にはiRobotのルンバが一番有名かと思いましたが、同じぐらいの値段でeufyという会社のRoboVacというのもありました。

 

そこで、両者を比較してて一番気になったのが「音」です。

YouTubeなどで2台を比較している人とかの動画をみると、その差がかなりあると思いました。

Dibeaよりも静かかうるさいかが争点になるのですが、モニター越しの音量ではその比較はできませんが、静かな方というのと、あまり広告を出してない方という理由でeufyにしようと思いました。

正直、機能としては最低のがあればいいと思っていました。

本音で言うと、お掃除ロボは毎回ゴミを排出させなければいけないので、それが面倒ということで、ゴミ回収装置が付いていて毎回捨てなくていいものが付属しているものが良かったのですが、サブスクでも2000円前後のお値段がするんですね。

製品そのものは7万円前後しますから。

その他検討した点はありましたが、なんせ急だったので、とりあえず1年サブスクし、使い心地を見ながらグレードを上げて行こうかなということになりました。

それはそうと、ちょっと気になっていたスタミナ問題なのですが、電池の持ちがDibeaってかなり良かったみたいですね。

確か120分以上あったと思うんです。

だから、毎日一部屋に30分近くかけててもそれほど電池切れを感じなかったんです。

でも、最近のやつは80分とか90分なんですよ。

こんなんじゃ掃除しきれないじゃんって思っていました。

でも、センサーやパフォーマンスについてよく読んでみると、その性能の良さがわかってきました。

Dibeaはいくつかの進行パターンがありましたが、今のロボ君には一つのパターンしかありません。

Dibeaは、結局のところランダムに動くので、走行面が交差するところと走行すらしないところでムラがあったんですね。

交差するところはムダとも言えます。

それを駆動時間で何度も何度も同じところを行き来してカバーしていた。

それに比べ今のロボ君は行進パターンは一つしかありません。

簡単に言うと、ローラー作戦のように、ある一点から直線に進み、壁にぶつかったら一歩横へ移動し、Uターンして、いま来た軌跡のすぐ横を戻るというパターンです。

↓こんな感じで。

これでむらなく掃除できるのは、ジャイロセンサーと加速度センサーに加えPathトラッキングセンサーというのが搭載されているがゆえということらしいのです。

実際の部屋は、上の写真のようにシンプルではないですよね。

いろいろなものが部屋の中央にありますよね。

テーブルとか、椅子とか。

これらがどういう働きをするのかというと、そういう障害物があっても常に自分の向きを把握しているということらしいです。

それがこのロボ君にどのように働くのか?

詳しくは次回書きたいと思いますが、このナビゲーションシステムのおかげで同じところを掃除しなくてよくなるようです。

そのため、稼働時間が短くてもよいという結論になり、スタミナを効率でカバーするという点が、ここ数年の、もしくはこの型のアドバンテージなところなんですね。

とはいっても、このEufyも結構スタミナがある方で掃除時間は最大100分となっています。

 

長々と書いてきましたが、内容物はこのようなものです。

おもしろいのは、回転する髭が2本ついてますが一本は予備です。

ということは、使用するのは1本だけ。本体の右前方のみなんです。

その辺も、バッテリーの軽量化に寄与しているのでしょうか。

 

・・・とそういえば、このブログを始めてもう3年になるんですね。

ハッピーアニバーサリー!

手術に挑むロボ君

 

ロボットドックといっても、彼の寿命を考えると、外部に出したら費用が見合わないので、ホームドクター、つまりぼくの手に懸かるわけですが、専門の技術者ではないので、原因をつきとめたり、それを修復したりできる自信はありません。

そのまま意識が戻らない、というか組み立て直すことができないかもしれないという覚悟の下、開腹手術が行われました。

 

表面に見えているところのネジと、ちょっと奥深くにあるネジをすべて外してもなかなか裏蓋が取れない。

隙間は空くけれどもどうしても、カパッと外れてくれないのです。

 

もしかしたら、今の機械に多いですが、組立て一方方向で、つまりフタをカチッと閉めたら開けられない作りになっているのではないか、という可能性を考え始めました。

でも、ネットで調べてみると、分解用設計図みたいなものを中国のメーカーから取り寄せて自分で開腹したという強者がいることを知り、これなら戻せるはずと思い、まるで知恵の輪を解くかのように、ひっくり返したり回転させたり、いろいろな方向から眺めてみたりしました。

本体前部のバンパー部分がちょうど、背面と腹面の頭の方を挟み込む形になっているので、それが外れれば分離できるのだろうか。

いや、バンパーが上下を挟んでいるとしても、きっちりと挟んでいるわけではなく、障害物にあたったときにカチッと接するように普段は浮いた状態になっているのだ。

そこに上下を連結させる機構があるわけない。

そんなことを考えながら、ぼくはもう半分諦めて、せーので上部と下部を引き割くことにしました。

外科医としては最悪ですが、ここまで来たらマッドドクターです。

「内部が見たい」

そして、力ずくで力を込めて引き割きました。

「ゴメン!ロボ君!」

バキッ!

 

カラン

 

嫌な音と、何かが本体の中で転がる音がして、ついにポトッっと小さな骨が落ちてきました。

 


一目では、これが何でどこに使われているものかわかりません。

それに、折れたようなこともなく、どこからか外れただけという印象のものです。

しかし、「バキッ!」の音は正に骨折の音でした。

そこで、どこが損傷したかを恐る恐る確認することにしました。

 

まずは、パカッと開いた本体。

まるで尻尾がないカブトガニのようです。

 

一通り見まわしてみても、どこからやって来たかわからない。

これぞほんとに、どこぞの馬の骨かもわからない部品です。

いや、たぶんこの言葉の使い方間違ってますね。

 

とりあえず、一通り中身が見えて、特に視覚周りなどでホコリを取れそうなところはすべて見ましたが、問題なさそうという素人の判断を下しました。

あとは、足回りですが、ここはコンポーネントとして一つの囲いに入っていて、ホコリが入る感じがしなかったし、そこがホコリの影響を受けるとしたら、異音とか動作が鈍るとか、そっち方向の症状として現れるのではないかと思いました。

やはりダンシングは視神経から頭脳といった方向ではないかという、勝手な想像から、これ以上の解剖はぼくの技量では無理と判断しました。

カンタンに言うとぼくの興味がここで尽きたということです。

では、縫合へと進みます。

しかし、それにしてもあの「馬の骨」がどこから来たのか、そっちの方の興味はなかなか薄れず、それでもわからなかったのですが仕方ありませんでした。

 

そして、バンパーをはめて、背面と腹面を合わせて閉じようとしたとき、バンパーがカスカスと動いて、うまくはまりませんでした。

上手くはまれば、バンパーはマウスのクリックの様な感触で浮遊していて、カチカチするのですが、その浮揚感がないのです。

それも片方だけ。

それで、その連結部分がどうなっているんだ?と

覗き込んで、謎が解けました。

上の写真は、バンパー(左縦長部品)が外れている状態ですが、バンパーを取りつけた時、本体と接続しているのは赤丸の部分になります。

これを挿入したままだと、少しの引っ掛かりで落ちませんが、グラグラしています。

さっきの骨はこの円筒形の中にとおして、背腹面を合わせて最後にねじ止めするネジ穴が付いたスペーサーのようなものだったのです。

開腹したとき、表面に見えているネジと奥深くにあるネジがあったのですが、その奥深くにあったネジがそれでした。

だから、無理やり引っ張ったとき、引っかかりが外れて脱臼しただけだったのでどこにも骨折の痕跡がなかったんですね。

 

そういう感じに、縫合手術も無事終わり、すべて元通りになりましたが、ダンシングは止めさせることはできず、このままでは仕事ができないということで、戦力外通告出されてしまったのでした。

それにしても、2万円弱で約2年頑張ってくれたロボ君、まだバッテリーのスタミナは残っているようすでしたが、残念なことになってしまいました。

抜け毛に悩むロボ君


我が家にロボット掃除機のDibeaがやってきてそろそろ2年が経つことろなってきました。

うちでは「ロボ君」と呼んでますが、おそらく彼らの寿命はバッテリー寿命が来る頃を想定しているのかなと思われる2~3年程ではないかなと思っていました。

うちでは大小合わせて5部屋(スペース)程を毎日掃除してもらってますので、かなりのヘビーユーザーかと思いますが、その歳のガタツキはスタミナ(バッテリー)よりも「毛」に来ました。

おそらく「中年」に差し掛かった半年ほど前から、人間と同じく「抜け毛」現象が起きてきたんですね。

彼の前部の左右にゴミをかき集める回転触手が付いてます。

回転軸を中心に3方向に延びるその触手はナイロンの細かい糸でできていますが、それが最初は少しずつ短くなっていくんです。

そしてある時1本、また1本と抜けていきます。

いくつか予備があるので初期は「移植」するのですが、うちは結構消耗が激しく、予備もなくなってしまったので、「インプラント」を何度か施しました。

どうするかというと、ナイロンのテグスを買ってきて、同じぐらいの長さに揃えて切って束ねて「毛穴」に差し込むんです。

しかし、最近はその行動も危うくなってきて、急に踊りだすようになってきました。

どいうことかというと同じところをグルグル回るんですね。

(業界用語でもその症状を「ダンシング」というようです)

大概は視力が衰えてきて、段差や障害物が察知できにくくなってくると起こるので、お風呂に入れてあげましょう的な処方が勧められます。

うちはカミさんに毎日デイケアしてもらっていたので、キレイそのもので、ぼくが少し足回りに入り込んだ毛やほこりをほじくり出すのですが、やはりダンシングは続きました。

そこで、一度ロボットドックに入れようと決断しました。

 

 

キャベツ化人?

今回はどうでもいい話題で行きましょうかね。

今書いている記事がなかなか書き終わりそうにないので、急遽、どうでもいい話題を投入します!

 

まずは、何でこんなタイトルなのか。

 

それは、この写真を載せたかったというだけです。

タイトルと合わせて、わかる人は同世代でしょうね?

それか「そっち系」のサブカルチャー好きの人か。

 

いや、それ以上に想像力が豊かである必要もあるかもしれませんね。

 

なんでこれがキャベツ化人なん?

ってことですよね。

 

そういう人には、さらにこの画像と合わせれば、分かる人の確率はもう少しあがるでしょう。

はい、おそらくどの世代でも名前ぐらいは聞いたことあるのではないでしょうか。

 

この画像は、1970年代末から80年代にかけて宇宙戦艦ヤマトとともにアニメブームを巻き起こした銀河鉄道999からの一コマです。

ぼくは、ヤマトより999派でしたね。

あの蒸気機関車C62が欲しかったけどプラモとかは買ってもらえなかったので、紙工作pペーパークラフト入門という、それこそ乗り物や動物を簡単な形にデフォルメしたものを紙で作ろう!という趣旨の本を買ってもらいました。

その本の巻末には完成品は炭水車を含めても30cmぐらいの蒸気機関車がその本の最高難度の作品として掲載してあったんです。

あ!この表紙に写っているものではないですよ!

どうやってこの本を見つけたか覚えてないですが、子どものクセにリアリティーを求めていたぼくは、この表紙に写っているようなものにはほとんど興味はありませんでした。

興味があったのは裏表紙に写っているこれです。

この一択のためにこの本を買ってもらったような気がしています。

細かいこと言うとC62ではなくD51、いわゆるデコイチでしたけど、デコイチのほうがぼくはカッコよかったんでOKでした。

かなり緻密な展開図を、コピー機がなかったから、まずは半透明のトレーシングペーパーで定規を使って写し取り、その下にカーボン紙を敷いてケント紙にさらに写して切り取って作ったものです。

もちろん、小学生の子どもだったんで一回ではうまく作れず、2~3台作りました。

そして時を経ても気が向いたら今度はコピー機がある時代に少し拡大コピーしてみたりしてまた数台作って、渡米したときにも国際交流のツールに役に立つんじゃないかと展開図だけ持っていってました。

そして、現地で仲良くなった自分の車の面倒をよく見てくれてた修理工の人に、日本の蒸気機関車の話をしたりしたんでしょうね、どういういきさつだったかは忘れましたが、その土地を離れるとき、メカニックの人なら好きだろうと思って一つ作ってプレゼントしたら喜んでもらえた(たぶん)という思い出があります。

 

だからこの歳になってもこんな野菜を見ただけで連想しちゃうんでしょうね。

大人になってからも、数年前にディアゴスティーニで真鍮製のかなり大きな蒸気機関車が発売されたのを見て欲しくなっちゃいましたが、置き場所に困るし、完成させるのに2年ぐらいかかるので買いませんでした。

 

・・・とまあ、その999に出てくる「機械化人」みたいというだけの話でした。

変な形をした大根や人参などの野菜がありますが、キャベツは特にそんなに変形するところはないので、視点を変えて想像したら、というか子供の頃の強烈な記憶のせいで想像させられたというだけのことです。

 

でも・・・

写真をよく見ると、真実は・・・

と、じらすほどでもないですかね。

野菜を毎日調理している方からすればすぐに見破れたかもしれません。

 

これは、キャベツ化人ではなく、白菜化人ですね!

白菜化人がキャベツ帽を被っていました。

 

お粗末様でした。

ハイブリッド世代が見る「めんどくさい」の臨界点

先日参議院選挙が行われましたね。

今回は、N党から出馬したユーチューバーのガーシーさんがユーチューブを含めたネットを駆使した選挙戦を戦うということで、どのくらい票を伸ばすのかと思っていましたら、なんと比例区議席を獲得しました。

それに加え、ごぼうの党も選挙日数週間前からの活動にもかかわらず1議席を獲得したということは、快挙と言えるかと思います。

ぼくは、れいわ新選組が誕生したときも快挙だったと思いますが、今回の短期間での選挙戦のこの結果に、日本が崩壊せずに持ちこたえてくれていれば、牙城を切り崩す新たな武器が手に入ったと少なからず希望を感じました。

しかし、「投票デビュー」としてごぼうの党に票を入れた若者はどう見ているんでしょうか。

 

党首の奥野さんが選挙戦中、ある応援者のユーチューブでの動画への出演による若者への語り掛けでは、5議席得られれば国政政党となることができ、それは昨今の選挙に行かない人のたった12%の人が選挙に行って比例区ごぼうの党に投票すれば叶うということを訴えていました。

それを聞いた、選挙に興味がなく行っても何の意味のないと今まで選挙に行ったことのない若者がどう感じて動いたのかがとても気になりました。

ぼくがその若者の一人だとしたら、例えば、投票会場に行って「ごぼう」と書けば、いいんだと単純に思って、そんな簡単なことだったらそういう人いっぱいいるんじゃないかと期待感を持って開票を見守るかなと思ったんです。

若者のめんどくささ

でも、その動画の中で奥野さんの真隣に座り真剣に耳を傾けているはずのそのユーチューバーの人は、あまり興奮した風もなく、つまりちょっと猜疑心を持ったような面持ちでした。

そして行動で政治を動かせそうだから「よし!そういうことなら今回は投票に行こう!」という感じが薄く、それよりも「ネット投票できればいいのに」ということを言ったんですね。「ごぼうの党が当選したら、まずはネット投票できるようにしてください。そしたら投票します」とでも言いたげに。

今までの政治に不満があって、もしかしたら政治を動かせるかもしれないというある程度期待を持たせてくれる可能性を見せられて、特に投票に行くことでマイナスになることがない状況の中で、投票会場に行って投票するというたった一回の行動に対して「めんどくささ」を表していたんです。

もしも、投票場に行くのに電車を何本も乗り継がなければいけないとか、自分は寝たきりであるとかならわからなくもない。

でも、そういうことがない人の感覚がそういうものなんだなと感じた一言だったんですね。

高齢者のめんどくささ

そのとき思い出したのが、うちの両親のことです。

彼らはほぼ80代ですが、70代の頃、つまりここ10数年の間で、ぼくは事あるごとにネットの利用を勧めてきました。

買い物にしろ、スマホの電子明細にしろ、それこそネットでの動画閲覧にしろです。

とにかくだんだん動けなくなっていくのだから、その前に家にいながら色々できるようになった方がいいだろうという思いからです。

例えば、山奥に住んでいる両親は日頃の買い物のために片道車で1時間とか掛かるところまで買い出しに行かなければ行けません。

さらに、ここ十数年、耳が遠くなってきた母親は、病院に行ったときとか、先生との話に父が介入したり、筆談したりしています。

でも今は、ネットでオーガニックな食材などでも販売してますし、そんな聴力障碍者のための支援ソフトがある時代なんです。

日本語から外国語へ、またはその逆へ通訳してくれる通訳ソフトみたいなもので、スマホに向かって言った言葉を書き起こしてくれるソフトを使えば、紙とえんぴつで筆談するよりよほど速くコミュニケーションが取れると思うのです。

とは言え、昔の人なんでメカやデジタルに弱いのはわかっているので、ぼくが「使い方を教えてあげるから」、「インストールしてあげるから」と言ってもめんどくさがってやろうとしないんですね。

若者対高齢者のめんどくささ対決

これは若者のめんどくささのまったく逆だなと思いました。

ただちょっと違うのは、高齢者のネット対応は、今後の余生に対して習得しなければいけないということがめんどくさいということに対し、若者の場合はスポット的にめんどくさいという感情です。

これから若者が毎日投票会場に投票に行けとなるとめんどくさいのはわかりますが、今後数年の政治を左右する一票を入れるために一回動くことがそれほどめんどくさいのかというところです。

まあ、もう一つ違うとしたら、高齢者がネットで買い物をすれば必ず商品は届きます。

対して、人に勧められて重い腰を上げてやっとの思いで投票しに行って、いざ開票したとしても自分の推していた政党の票が思うように伸びないこともあります。

はっきり言って与党以外はそういう可能性の方が大きいでしょう。

冒頭で、今回のごぼうの党が1議席を獲得したことに対して、若者がどう思っただろう、という疑問に対する自分なりの想像は「え、たった1議席?」「おれ、"がんばって"投票しに行ったのに」って思っているんじゃないかというものです。

若者は今回の結果を見て、「行って損した」という気持ちになってなければいいなと思っています。

 

それにしても、高齢者の「めんどくささ」の臨界点と、若者の「めんどくささ」の臨界点は本当に相対しているなあと、ハイブリッドな存在である中年層のぼくは、いずれも理解しがたいのです。

いや、両方何となく理解できる。

でも、どちらも「そんなにめんどくさいかなー?」「それくらいなら行動すればいいのに」と思う次第なのです。

ハサミで切れる石?

今住んでいる家は、築40年以上のかなり古い家なので、引っ越してきたとき内装にかなり時間を費やしました。

築40年以上経っていたとはいえ、躯体はしっかりしていたので、内側をキレイにすれば全然いい家だったので決めました。

内装のぱっと見は、やはり汚い壁や天井、床だったので、天井は塗装し床はところどころ板を敷いたり、フロアマットを敷いたりし、壁紙を貼り替えました。

その際一番大変だったのが壁紙貼りでした。

古い家ということでリフォームしても良いことを大家さんから了承を得ていたので、壁紙は無難なものではつまらない!ということで各部屋ごとに違うものを使いました。

さらに単に各部屋に違う種類のクロスを使ったんではまだまだつまらないというのが、我が家の国交省大臣。

コンクリートの打ちっぱなし風とか、木目調のキャビン風なもの、レンガ調、モルタルタイル調のものを使うことにしました。

彼女はリアリティーが大切だといっていろんな壁紙を探しまくってましたね。

ぼくはそれを見様見真似で施工したわけです。

素人の初めての施工なので、ちょっと失敗したところはありますが、かなりいい出来です(自画自賛)。

特に部分的にしか見えないZoomなどでそれらを背景にしたら、結構みなさん「本物ですか?」って訊かれますし、実際生で見ても本物っぽいんです。

触らなければ。

そして、台所の水回りについてはもともとタイルが貼られていたんですが、白地にところどころ花模様が入っているもので、大臣はそれが気に入らないらしく、そこにも壁紙でカバーすることにしました。

そこは範囲も狭いし、タイル柄のもので、彼女に任せてやってもらいました。

しかし何年か経って、ちょっと剥がれたところとか、焼けちゃったところがあったり飽きてきたんですね。

そんなときに100均で1cm四方ぐらいの弾力性のあるタイルが集まったタイルシールを見つけてきたんです。

昔駄菓子屋で売っていたピンク色の1cm四方ぐらいの四角いお菓子のようなやつです(わかるかなあ)。

そこから新たにタイルシールを探したらしく、いいのを見つけた!

といって、「こんなんがあんねんけど、いいでしょ?」って感じで話し始めたんですが、全く想像が付きませんでした。

どういうものかというと、それが、今回のはさみで切れる石なんです。

「本物の石なんだけどハサミで切れるんだよ」

「曲げられるんだよ」

どういうこと?って思いませんか?

石ってそんな性質あった?

「すごく薄いから切れるし、曲がるねんて」

というのですが、薄ければ「切れる」じゃなくて「割れる」でしょ?

「曲がる」んじゃなくて、「折れる」でしょ?

そういう性質だったらそれはもう石じゃないでしょ?

「石風」の偽物じゃないの?

と聞いても、どういうわけか彼女自身としてはそれで納得している様子。

ぼくには到底受け入れがたい形容です。

そして、先日実際にそれを買ってきて見せてもらいました。

それが冒頭の写真。

パッケージはこれ。

商品にはたしかに書いてますね。

特殊な加工をしているからと言っても、どういうこと?

そこが気になって、それが合ってるとかいう話が耳に入ってきませんでした。

まあ、でも原材料「石 発泡PE」ってなっています。

石をめっちゃ砕いて砂状にしてそれを発泡PEの上に糊付けしてある?

まあ、そういうことならわからないでもないかなと言うことです。

ただ、部分的に使うようなこと言ってましたが、ちょっと高いですね。

確かにこれで全面覆うことは経済的によろしくないことは大臣自身もお分かりなので、その辺は心配してませんが。

「切れる石」

大したもんが出てきました。

リアリティーを追求するうちの国交大臣のような人には嬉しいんじゃないでしょうか。

たださっきも書いたようにかなりのお値段なので、あまり広範囲には使えないと思うんですね。

だからと言って部分的に使うと、その境の処理を考えないといけないと思うんですが、大臣はその辺はどのようにするんでしょうか。

若干パッケージは違うようですが、楽天にもありました。

気になる方は、ぜひ探してみてください。

ウソ発見器とかけて、コピー機の先祖と解く。その心は?

謎かけ風にしてみましたが、単に知っているかいないかだけの話です。

今回は、単純に「へー」と思ったことを書こうと思いました。

散歩の際に聴いているポッドキャストで、だいぶ前に紹介した

Stuff to Blow your Mindというプログラムを聴いていました。

Stuff To Blow Your Mind: The Facsimile, Part 1 on Apple Podcasts

で文書の複写についての歴史を扱っていたもので、ちょいネタに書けるかなと思って拾ってみました。

さて、その心は何でしょう。

「どちらもポリグラフ(polygraph)です」

「あっそ」

って人が多いのかな?

それとも、

「そりゃそうでしょ」

ってなる人が多いのでしょうか。

ぼくにとっては「へー」だったんですが、なぜかというと、まずウソ発見器って英語で言うとそのままlie ditectorですが、ウソを発見するのにポリグラフ(polygraph)っていう装置を使っているという認識まではあったんです。

っていうのは、よくドラマや映画で耳にしていたからです。

ただ、ポリグラフって具体的に何だかは知らなかったし、ウソ発見器とポリグラフは似ても似つかぬ名前だなあと、すぐに結びつかない両者というイメージがありました。

つまりその二つの関係って何?ってずっと頭の片隅で思っていて、今回その話を聞いて、調べてみるまで知らなかったので、それがわかって、まず、「なるほど」となりました。

それがコピー機の祖先と同じ名前だってことを聞いて「へー」と思ったのでした。

ウソ発見器=lie ditector⇒ポリグラフ

アメリカの刑事ドラマ(今、Cold Caseにハマってます)をよく見る方はご存知の方も多いかもしれませんが、「容疑者をウソ発見器にかける」というのを、「容疑者をポリグラフにかける」と言って、ポリグラフはウソ発見器の代名詞になっていますよね。

映像を見てると、たまに映ってないですか。

地震計みたいに動く紙の上に置かれたインクが付いた針が上下(左右?)に振れてギザギザのグラフを書くアレです。

最初は何で「ポリグラフ=ウソ発見器」ってなるんだ?って思っていたんですが、どうやら、ポリグラフは、人間の複数の(ポリ)生理的な反応を記録(書き出す)する(グラフ)機械のことなんです。

それを、ウソを発見するのに使っているということ。

ということで、ポリグラフは「身体の複数の計測を行う」装置で、ウソを発見する用途にも使っているということだとぼくは解釈しました。

なるほど。

コピー機の元祖

今回の肝はここからです。

次にコピー機の祖先の話ですが、今やデジタルの技術を使えば何でも簡単に複写することができ、アナログだとしてもコピー機を使えば簡単に文書をコピーできますよね。

しかしその昔は原本しかなかったわけで、その複写を作るというのは難しかったわけです。

そこで、発明された複写機の原型がポリグラフというものらしいのです。

複写機の原型といっても、現代の、すでに書きあがっている文書を「コピー」するのではなく、原本を手で書くときに、同時に同じものを作成する装置として発明されました。

イングランド人のジョン・アイザック・ホーキンスという人が発明したもので、その装置をポリグラフと呼んだようです。

アメリカ大統領のトマス・ジェファーソンが大々的に使っていたという話が残っているようですよ。

ではその装置がどういう仕組みなのかというと・・・、ぼくの理解を簡単に描写してみます。

マジックハンドのようなものの一方に取り付けられたペンで文字を書くと、もう一方の端に取り付けられたペンが同じ動きをして複数(ポリ)の文書を同時に書く(グラフ)というものです。

想像力の豊かな方にしかわかりにくい説明だったら申し訳ありませんが、気になる方はご自身でお調べ下さい。

何がポリか?

まあ、そんなまったく違う用途のものが、そんな感じで同じ名前で呼ばれていますので、もしかしたらぼくはどちらかがどちらかの祖先かなと思いました。

用途が違うのでせめて、お互い遠い親戚にでもなるんじゃないかと。

そこで調べてみたんですが、どうも各々が別々に発明されて発展したような印象です。

前述のとおり、「複数」を表すpolyと、「記録すること」や「書くこと」、「図」などを意味するgraphからなるポリグラフ

いずれも何が「複数」なのかまでを名称に含めていないのでこういうことになっているだけというのがぼくの解釈です。

あまり深くは調べてないので今のところそんなところです。

「へー、面白いなー」と思ったので、ちょっと書いてみました。

さて、「なるほど」と「へー」の違いは?

驚きの差ぐらいですかね。

お後はよろしかったでしょうか?